本間のどか
私たちはこれまでになかった「カジュアルに安全保障や核兵器について話し、考える」ことができる「ICAN NUCLEAR BAN FORUM」の手法を日本に輸入し、同じ規模でフォーラムを開催したいと考えています。
カジュアルというのは「軽い」ということではありません。敷居を下げることで問題の入り口を大きくする。その中からまた新たな発見や気づき、出会いが生まれるかもしれません。
戦後77年を迎える今年、核兵器のない世界に向けて日本の市民運動の新たな挑戦、一緒にしてみませんか?
クラウドファンディングを通して、ご支援のほど何卒よろしくお願い致します。
【概要】
*主催:KNOW NUKES TOKYO
*期間:8月1日〜31日
*目標:50万
*寄付金使途:イベント開催費用
Story
設立当初から、核兵器廃絶のためのアクションを「生業」にすることを目標に掲げ、取り組んで参りました。政治にアプローチしたり、被爆証言会を開催したり、核兵器禁止条約の締約国会議に参加するためにウィーンに渡航したり、ここまで様々にアクションを展開することができたのは、普段から私たちの活動を温かく見守り、ご支援いただいた皆さまのおかげです。心より感謝致します。
ロシアによるウクライナ侵攻を発端に国際情勢は緊張し、日本でも核共有の議論が浮上するなど混乱した状態が続いています。そのような状況の中で、正しい情報をもとにいかに冷静に判断できるかが問われており、私たちの役割が一層問われているように思います。
先日、ウィーンでICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)主催の「ICAN NUCLEAR BAN FORUM」が開催され、数人のメンバーが参加しました。ここでは核軍縮のために動くアクティビストが世界中から600名以上集い、100人のスピーカー、40のセッションが行われました。カジュアルに親しみやすく設計・デザインされたこのイベントは核兵器の問題について考え、話す敷居を下げ、さらに人々のネットワークを広げるとてもいい場になっていました。さらに「環境」や「ジェンダー」の問題との関係性なども指摘され、多角的な視点から核兵器を捉える機会でもありました。
提供:ICAN
提供:ICAN
イベント終了後には、ICANオリジナルのビールなどが用意された立食パーティーが行われ、日本で「核兵器」や「安全保障」の問題を扱うイベントでは目にしない光景が会場に広がっていました。日本では核兵器のトピックにおける当事者性が高いため、とてもセンシティブに扱う傾向にありますが、それは問題を矮小化してしまうことと表裏一体にあると考えます。現在、私たちが置かれている状況をベースラインに、「自分に何ができるか」「何を学ぶべきなのか」「誰と繋がりたいか」を考えていくと問題の解決は確かな手触りと共に見えてきます。
(ICAN NUCLEAR BAN FORUMについては、ウィーン渡航ルポにも記載しています)
私たちはこの「ICAN NUCLEAR BAN FORUM」の手法を日本に輸入し、同じ規模でフォーラムを開催したいと考えています。
これまでになかった「カジュアルに安全保障や核兵器について話し、考える」ことができるイベントを東京で開催します。カジュアルというのは「軽い」ということではありません。敷居を下げることで問題の入り口を大きくする。その中からまた新たな発見や気づき、出会いが生まれるかもしれません。
戦後77年を迎える今年、核兵器のない世界に向けて日本の市民運動の新たな挑戦、一緒にしてみませんか?
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中村 生
徳田悠希
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