当法人は、2018年7月より奈良県において子育て家庭の「貧困」対策に取組む奈良県最大規模のこども食堂です。本クラウドファンディングでは、ひとり親貧困家庭における世代間の貧困の連鎖を遮断するべく、同家庭のこども達を対象に、将来の夢を明確にする「職場体験」、「キャリア教育」を目的に、キッザニア甲子園への社会見学を行う資金を獲得することを目指しています。
どうぞ、困窮家庭のこども達のためにご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
Story
【法人の活動ご紹介】
当法人は、「経済的な貧困」、「つながりの貧困」、「経験の貧困」の解消のため、「共食と食育、様々な学びを通じてこども達の生きる力を育む」ことをミッションに、奈良県にてこども食堂を中心にプログラミング教室やイラスト講座を含む学習支援やマミーズカフェ等の子育て相談支援、ひとり親困窮家庭への支援等を行っています。平成30年に活動を開始して以来、支援の幅を着実に広げており、行政機関、学校、社会福祉協議会、NPO、企業等の民間団体等多方面で連携体制を築くとともに、200人を超えるボランティアが支援活動を支援するなど、地域や社会と協働して活動を実施している。令和4年度子供・若者白書にモデル例として活動が紹介されています。
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r04honpen/pdf/s5_5.pdf
令和3年度実績:214回開催、延べ4356人(うちこども3003人)が参加する、奈良県最大規模のこども食堂であり、新聞やテレビなどマスコミでも度々紹介されています。
【ひとり親困窮家庭の実情と当法人の取組み】
さて、日本におけるひとり親のうち約半数が貧困状態にあるといわれていますが、とりわけ長期に渡るコロナ禍においては、雇い止めや就業時間の短縮などで、ひとり親子育て家庭の生活は一層混迷を深めています。当法人が約2年半前より開始したひとり親困窮家庭への生活支援事業「せいじゅん スープキッチン」(夕食、食料品などの無料提供)には、約40世帯100人が登録され利用されています。ただ本活動は、緊急的な支援であり、本活動と並行して困窮家庭の自立支援が必要であり、就業スキルの向上のため、ひとり親家庭の親子を対象としたパソコン教育事業を赤い羽根共同募金の助成のもと、2022年7月よりスタートしています。
そうした活動の背景としては、困窮家庭における貧困の世代間連鎖が挙げられます。家庭の年収とこどもの学力(偏差値)には相関があることが広く知られており、貧困家庭においては十分な教育を受けることができず、よって安定した高収入が見込まれる職業に就くことができないのです。
【本クラウドファンディングで実現したいこと】
そこで、本法人では、貧困家庭等に対して、無料で学習支援や職能教育としてのプログラミング教育、アニメ・イラスト講座を月に7回開催し、学力向上の機会を提供していますが、厳しい家庭環境にあっても、小さい頃から「将来の夢」=「自分のやりたい仕事」を具体的にイメージし、「夢に向かって日々勉強に励める」よう、こども達自身のモチベーションを高める必要があると強く感じています。
ひとり親困窮家庭における貧困の負の連鎖を断ち切るためには、小さい頃から仕事、職業に関する関心を高め、自分の将来の夢を具体的にイメージし、主体的に夢に向かって日々の学習に励むことができ、自立できるように促していく必要があります。
その一助として、本クラウドファンディングでは、ひとり親貧困家庭における世代間の貧困の連鎖を遮断するべく、同家庭のこども達を対象に、「職場体験」、「キャリア教育」を目的にキッザニア甲子園への社会見学を行う資金を獲得することを目指しています。
【使途】
ひとり親困窮家庭の親子60人をキッザニア甲子園に招待するために必要な資金を調達することを目指しています。
事業費522,000円
(内訳)
交通費 220,000円(バス2台)
入場料 248,000円
(こども40人、大人20人)
昼食代 54000円(60人分)
クラウドファンディング手数料66000円(11%)
予備費12000円
どうぞ、困窮家庭のこども達のためにご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。