気づいたらこれラブレターですね。 #わたしがPIECESを好きなわけ 鈴木唯加サポートファンディング

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鈴木唯加

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こんにちは。ゆいつんです。
PIECESプロボノとして、PIECESメイト(継続寄付でともに活動に関わってくださる皆さん)同士のオンラインスペースづくりを主に行っていて、この7月からスタッフになりました!

今回のテーマは、#わたしがPIECESを好きなわけ 。
そうなんですよ、大好きになっちゃったんですよ。
なぜなら・・・。

① PIECESの理念に共感したから!
② PIECESに関わりしろがあったから!
③ PIECESの居心地がいいから!

というわけで、昨年11月に寄付を始めたゆいつんがこの1年ですっかりハマり込んでしまった顛末を、どうぞご覧ください。


① 理念に共感したから!

①-1:わたしが思い描く社会

「子どもが遊ぶ風景を、まちの当たり前に」

これがわたしの思い描く社会です。なぜこの考えに至ったのか、わたし自身の経験談と実際のデータの両面から書いていきます。

▼わたし自身の経験談

高校生1年生のわたしは、とある遊び場に出会いました。夏の日はプールをみんなで手づくりして水を掛け合って大笑いし、雨の日はふわふわドームという白くて柔らかいドームに駆け上がり(つるつる滑り落ちるのが楽しい)、スタッフの方々には時に共に遊び、時に暖かく見守り、ひとしきり遊んだ後は暖かい毛布でくるんでもらいました。10年以上経った今でも「おかえり」と迎え入れてくれる、ふるさとそのものの場所です。

そんな素敵な場所だけど、ひとつ難点がありました。
当時その場所の近くにバスも電車も通っておらず、高校生であっても自力で行けなかったことです。

高校2年生になって、わたしは病気をし、しばらくの間布団の中で過ごしていました。こんな時、あんな場所がもう少し近くに、できれば歩いて行けるような距離にあればいいのに。

この一連の経験が、今のわたしの理念となり、選択の基準になっています。

▼実際のデータ

単身世帯の増加と子どもの数の減少について見ていきます。単身世帯とは、ひとりぐらしの世帯のこと。未婚者から高齢者まで幅広く含みます。


・2017年時点で既に東京全体の単身世帯の比率は47.3% (東京都総務局/2016年発表)
・40年連続で子どもの数は減少。2021年4月時点で全国の人口に占める子どもの割合は11.9% (総務省の2021年4月発表データをもとにした記事)


単身世帯の増加は、子ども、子育て世帯、若者から高齢者まで、社会的孤立のリスクが高まると考えられます。そして、子どもの割合も減少の一途。しかも、学校、習いごと、家の中など、まちなかではなく特定の敷地内で過ごすような生活様式へと変化してきています。

近親に子どもがいない、近所のみちでも子どもと関わる機会がない。そんな時、子どもに向けられるまなざしや想像力はどうなっていくのでしょうか。

学校も、習いごとも、家も、少し窮屈に感じた時。子どもはどこでひと息つけばいいのでしょうか。

▼「子どもが遊ぶ風景を、まちの当たり前に」

全ての子どものくらしの範囲内に、安心していられる環境を作りたい。
手のひらサイズから、それぞれにできるやり方で、そんな環境づくりをする仲間の輪を広げたい。
「遊び」という、年齢も性別も言葉も国境も超えて無理なく楽しめるきっかけから始まる風景を、まちの当たり前にしていきたい。

こんな社会を、わたしは思い描いています。


①-2:PIECESが思い描く社会

“子どもが孤立する前に、優しい間をインフラのように広げていきたい”

“子どもたちが生きる地域に信頼できる大人を増やしたい”

“PIECESでは、子どもを取り巻く社会をつくる一員である私たちが大切にしたい視点や、とりわけ心のケアに関する情報を発信しています。
PIECESの発信するアウトプットに触れたあなたの手元から、優しい間が紡がれていくように。”

これらは、PIECESのHPに散りばめられた言葉です。

言葉選びや思い至る経緯、アプローチ方法はそれぞれ違うけれど、思い描く社会としてとても近いものを感じています。

だからわたしはPIECESに関わり、優しい間が溢れる社会をともに思い描いています。


② PIECESに関わりしろがあったから!

PIECESには、様々なグラデーションでの関わりしろがあります。

単発寄付と継続寄付があり、無理のない金額も自分で選べます。プロボノとして関わることもでき、定期的なアンケートや面談で無理なく心地よく関われるよう配慮してくれる仕組みもあります。PIECESの主たる事業、市民性醸成プログラムでは3つのコースがあり、自分の興味関心に合わせて受講できます。それから、古本の寄付やTポイントでの寄付など、寄付のかたちにもバリエーションがあります。

わたしは、昨年11月の虐待防止キャンペーンの時、継続寄付のみのつもりでPIECESに関わり始めました。

普段の仕事で手が届かない、孤立や貧困の中にいる子どもたちへ。コロナ禍でより深刻な状況になっている子どもたちへ、寄付というかたちで力になりたいと思ったからです。

当初はPIECESのことをあまり知りませんでした。
しかし寄付者になり、情報が入ってくるにつれ、どんどんPIECESに惹かれていきました。12月の末には寄付以外の関わりしろについて聞きに行き、1月にはプロボノとして関わり始め、あれよあれよと言う間に今に至っています。

わたしにとって心地よい関わりしろがあったからこそ、ここまでPIECESに関わらせてもらうことができました。そして、あなたにとっても心地よい関わりしろを、一緒に探したいと思っています。

③ PIECESの居心地がいいから!


“市民性醸成プログラムで行うのは、いわゆる支援職や専門職の養成ではありません。一人の人であり市民である自分を客観視すること。子どものためだけでも自分のためだけでもない、その両者を大切にするとはどういうことかを問う視点をもった上で、具体的なアクションを起こすこと。
そして、答えを求めるのではなく、学び続け、問い続ける姿勢を持つこと。そのような市民、また市民によるアクションが子どもの生活する日常の中に生まれ続けていくことを目指しています。”


これは、PIECESの市民醸成プログラムについての一文です。

実際、PIECESのスタッフの皆さん、プロボノの皆さん、市民性醸成プログラムの受講生や終了生の皆さん、そして寄付者の皆さんと接していても、上記のようなコミュニケーションの姿勢やまなざしを感じることばかりです。

答えがない中での迷い、もやもや、葛藤を安心して表出し、受け止め合い、対話できる土壌。ちょっとずつ気にかけあい、それぞれの心地よさや気持ちを尊重し合う土壌。そんな土壌を、仲間同士ともに手づくりしている感覚があります。


そうして、わたしもあなたも心地よいかたちで、優しい間を身の回りから、広げていきましょう。この機会に思いを共有する方とさらに多く出会い、優しい間をインフラのように広げていけることを、わたしも心から願っています。



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