団体の活動紹介~関東地域
2022/8/23 09:14
今回は関東地域の活動についてご紹介します。
関東地域の活動のメインはストランディング調査です。
ストランディング??耳慣れない言葉かと思います。ストランディングとは、本来海にいるはずの海凄哺乳類やウミガメ類が、生死を問わず海岸に打ち上がったり(座礁、漂着)、湾や河口、網に入り込むこと(迷入)を言います。 関東周辺におけるウミガメ類ストランディングの場合、海上で死亡した個体あるいは衰弱した個体が海岸に漂着することが多いです。 魚網などに入り込んだ場合は「混獲」という言葉を用いています。
ELNAでは、関東周辺におけるウミガメ類のストランディングおよび混獲の調査を実施しています。2012年から2015年までは地球環境基金の助成を受けて、 関東沿岸域および東北沿岸域のウミガメ死亡漂着個体に蓄積する放射性物質(ヨウ素、セシウム)のモニタリング調査を実施しました。
また、2019年から2022年までは地球環境基金の助成を受けて、ウミガメと海洋ゴミの関連性の調査しました。
ストランディング調査では、情報をもらうと現場である砂浜にスタッフが向かいます。甲羅の大きさ、外傷はないかを調べた後に解剖調査を行います。何を食べているか、臓器に異常がないかを調べます。
これにより、ウミガメの生態に関する様々な情報を集めることができます。
暑い日は、漂着個体の腐敗も早いですし、砂浜も暑いのでスタッフは汗だくになりながら調査をしています。 そんな大変な業務もウミガメ保全のためを思えば何のその!情報をいただくとスタッフは現場へ向かうのであります。
もし関東でウミガメ漂着個体を見つけた場合は連絡お願いします!
← Back to all activity reports