Story
認知症介護に関するヤングケアラーの実態把握と
地域支援モデルの構築
~ 私たちの明日と子ども達の未来のために ~
この度Link・マネジメントではヤングケアラーの実態把握と地域支援モデルの構築を目的に、新たな活動をスタートいたしました。
昨今では若年層の介護負担が増加しているという問題について様々な議論がされております。その中でも今回はヤングケアラーに焦点を当てて私たちにできることは何か考えたところ、今まで培ってきた活動とつなげることで解決の糸口が見えてくるのではないかと思います。
この活動では「さがみはら認知症サポーターネットワークのウィッシュカード」や「Link・マネジメントが今まで行ってきた電話相談」などの様々な経験をヤングケアラーのために活用し、ヤングケアラーの負担軽減に繋がればと考えております。
ぜひ皆様にも様々な形で活動を応援していただきたいと思い、寄付型のクラウドファンディングを立ち上げさせていただきました。
皆様のあたたかいご芳志を募りたいと存じます。どうか多数のかたがたのご賛同を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
ヤングケアラーとは?
皆様は最近よく耳にするようになった「ヤングケアラー」についてご存じでしょうか?
本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子どもの事を「ヤングケアラー」と称します。
親や家族みんなで行っている家事全般について、障がいや病気のある家族に代わり、買い物や料理であったり、幼いきょうだいの世話をヤングケアラーの子どもが中心に行っている事があります。
ヤングケアラーが直面する問題とは?
子どもが家事や家族の世話をすることは、昔から良くあることです。お手伝いすることがそんなに問題なの?と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし問題なのは、お手伝いの範囲を超えてしまい、年齢などに見合わない重い責任や負担を強いられてしまうことにあります。
本来であれば通うはずの学校にも行かず目を離すことができない家族の見守りを行ったり、やりたい部活動があるにもかかわらず学校が終わればすぐに帰宅し買い物や家事を行わなければならない。
学業だけではなく友達と遊んだりすることもできず、誰にも相談することができなくなってしまいます。これが幼い頃からの日常であると、友達もできずまわりからも孤立してしまいます。
幼い頃から当たり前のように行っていると本人にとってはそれが当たり前の生活であり、重い責任や負担を強いられていると気づきにくいものなのです。
私たちが目指す地域モデルとは
ヤングケアラーでとても問題となるのが「自分がヤングケアラーである」と認識しにくい事にあると思います。前でも述べましたが、幼い頃から当たり前のように行っていると本人にとってはそれが当たり前の生活であり、重い責任や負担を強いられていると気づきにくいものなのです。
そうなると友達との交流が少なく、誰にも相談することができず、自分がヤングケアラーであるという認識がなくなってしまいます。だってそれが当たり前なのですから。
なので周りの人が気づき、声をかけ、手を差し伸べることで「自分は一人じゃないんだ!相談できるところがある。」や「誰かに頼って相談すれば、こんなに色々なことができるんだ!」と思えることが大切になります。
そこで、今まで培ってきたLink・マネジメントの電話相談サポートが活用できると考えました。本人からの相談はもちろんですがまわりの人からの相談でも受け、今までのネットワークを駆使して、必要なところに必要なかたちでつないでいく。その窓口をLink・マネジメントで行っていきます。
ヤングケアラーの中でも公的の様々なサービスを利用すれば解決できる事も沢山あると思います。しかし公的なサービスだけではどうしても出来ないことも沢山あると思います。
そんなときにはLink・マネジメントが事務局を行っている、さがみはら認知症サポーターネットワークのウィッシュカードを活用して、パートナーの皆様の得意を活かしヤングケアラーをサポートしていきます。
さがみはら認知症サポーターネットワークには現在850名を超える皆様にパートナー登録をしていただいております。パートナーの皆様がもつ得意なことと困り事をマッチングすることでウィッシュを実現していきます。
今までにも「近所を一緒に散歩して欲しい」や「スポーツ観戦が好きなご本人さんと一緒にスポーツ観戦してほしい」というようなウィッシュも実現しています。
今後は「テスト前の勉強がしたいから少しの時間ご本人さんと一緒に過ごして欲しい」や「部活動に参加している時間だけご本人さんと一緒に家事をしてほしい」などのウィッシュも実現していきたいと考えております。
ご寄付で応援してください!
Link・マネジメントは寄附金控除の対象となる『認定NPO法人』です。確定申告を行っていただくことで所得税・住民税のに関して寄付金控除があります。相続財産を寄付した場合の相続税も非課税になります。
法人としてご寄付頂いた場合は通常の損金算入限度額の他に特別損金算入限度額の範囲内まで損金として扱うことが出来ます。
詳しくは
https://link-npo.com/contribution/
目標金額:135万円
期間:令和4年4月1日~令和4年10月31日
寄付受付金額:一口300円(何口でも可)
※固定金額の下に自由入力欄がございます。そちらには任意の金額を入力する事が出来ます。
申込方法:Syncableからのお申し込み、又は直接のお振込で承っております。
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振込先:横浜銀行 上溝支店
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下記申込書がない場合は領収書の発行ができず、控除の対象とならない場合がございます。
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参考
厚生労働省「子どもが子どもでいられる街に。~ヤングケアラーを支える社会を目指して~」