Story
はじめまして!
メキシコに留学していたKoと申します。
自分が住んでいたメキシコシティは、中米最大の都市であり、様々な文化が調和しています。スペイン植民地時代以前から続く先住民の文化は、その多様性を一層豊かにしています。
メキシコには多くの先住民グループが存在しますが、「オトミ」もその一つです。上の写真は、先住民グループ、「オトミ」が作る伝統的な人形です。色使いがとても鮮やかで可愛いですね!
彼らは数十年前に、地方からメキシコシティに移住してきて、いくつかのコミュニティを都市内に形成しています。
しかしながら生活する上で、先住民グループだからこそ偏見や差別に晒されることも少なくありません。
その中でも、子どもの教育、は大きな課題の一つとなっています。
先住民であるがゆえに、学校に入れさせてもらえない、優秀でも良い学校に入れない、という現状がメキシコ社会には存在します。
十分な教育機会がないため、将来的にインフォーマルな職にしか就くことができない。それゆえに、犯罪や薬物に手を出す人もいる。そしてその子どももまた、それらの社会問題に巻き込まれ不就学になる、という負のサイクルが起きています。
親がインフォーマルな職に就いていることは、子どもの教育機会を奪う一因ともなります。街を歩いていて、路上で物を売る人の横に、子どもが座っている光景を何度も目にしました。地下鉄に乗っていて、親の仕事を手伝うべく物を売る子どもにも多く遭遇しました。彼らの多くは、日常的に学校に行くことはできていません。
自分はメキシコ留学時代に、先住民グループ、「オトミ」のコミュニティを支援するボランティアに参加していました。
その中で、子どもたちと接する機会が多くありました。一番に感じたのは、彼らの将来の可能性が狭められている、ということです。
大きな夢を持ち、とても聡明で学びの意思にあふれる子どもたちばかりでした。
しかし、生まれた地域の社会的制約によって彼らの将来の選択肢が狭められている。
これをどうにかしたい、日本からでも何かできることはないか、と思ったのが今回の寄付を実施したきっかけです。
なぜ今なのか
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響も無視できません。
メキシコではすでに、今年度の新学期が始まっています。しかしながら、多くの子どもは以前のように毎日学校に行くことができていません。
そのため、これまで以上に家庭内での学習環境の確保が重要となることも、自分が今だからこそ、彼らに「文房具」を送りたいと思う所以です。
寄付金の使い道
今回集まった寄付金をもとに、自分がボランティアをしていた現地のNGO "CIDES Colibrí" を通じて、日本からノートや消しゴム、ペンなどの文房具を「オトミ」の小学生たち約60人に贈る予定です。
("CIDES Colibrí" https://www.cidescolibri.org)
不就学という問題のみならず、子どもたちが文房具を十分に持てず、学習環境が整っていないのも現状です。
また、メキシコの文房具は決して質が良いとはいえません。ノートの紙は破れやすく、ペンのインクはにじみやすく、学習を妨げる一因となっています。
このキャンペーンで日本から質の良い文房具を贈ることで、「オトミ」の子どもたちの学習環境整備に少しでも貢献し、彼らの学習への意欲向上に繋がればと考えています。
500円毎に消しゴム10個
1000円毎にボールペン10本
1500円毎にノート10冊
がおおよその目安となっております!
※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。
画面右下の「寄付する」ボタンで300円から寄付できるので、是非気軽な気持ちで寄付をしていただけると嬉しいです! !!
寄付金は、今月末2月28日まで受け付けています!!よろしくお願いします!
目標額達成のお知らせ(2/21)
皆様の支援により、当初目標としていた30,000円が達成されたことをお知らせします。本当にありがとうございます!!
目標額は達成されましたが、まだキャンペーンは継続します。超過分も引き続き、本キャンペーンによる文房具のプレゼントにあてさせていただきます。追加で、定規、コンパス、分度器などを贈ることを検討しております。
まだまだ、皆様のサポートをお待ちしております!よろしくお願いします!
最後に
最後まで読んでくださりありがとうございます!!
我々、AENNAMは、メキシコの先住民グループの他にも、ホンジュラス・グアテマラ・エルサルバドルなどからアメリカを目指す、中米移民への教育支援も活動として実施してきました。
興味がある方は、以下のサイトからのぞいてみてください!