認可保育園のインターナショナルプリスクールが今年4月に誕生します。
認可保育園整備費は全額自己資金と融資。まだまだ園庭整備費が足りません。
子どもたちが遊びこめる園庭を整備したいと考えていますので、皆さんのあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
Story
子どもたちが遊びこめる自然の園庭を作りたい!
ベアズガーデンインターナショナルスクールを立ち上げるきっかになったのが我が子の保育園を探すことから始まりました。
私は3人の子を持つ母親です。長男が2歳の頃に保育園を探していたのですが、この子が社会に出るころには英語が話せて当たり前の時代になっていると思っておりましたので、英語がお勉強ではなく自然に身についてほしい、英語だけではなく、国際感覚を持ってほしい、視野の広い子になってほしい、という思いがあり、姫路、神戸、大阪、奈良‥たくさんのインターナショナル保育園を見て回りました。
そこで感じたのは、日本にあるインターナショナルプリスクールのほとんどが、ビルの一角か園庭が狭く、自主性や社会性、豊かな心を育む外遊びや遊びの時間が少なく、英語教育だけに偏っているところが多い事。英語塾保育園ばかりでした。このような保育園が全国にたくさんあり需要があることを知りました。英語教育の必要性を感じている保護者が多いことを物語っています。以降もどんどん増えていっていますが、子供の人権が守られず、大切な幼児期に英語のお勉強ばかりをする園が増えていることに危機感を覚えていました。 (あれから12年以上経ちますが未だにやり方を変えず相変わらず塾保育園のままのところが多い様です)
そこで私は、自然豊かな環境の中で、たくさん身体を動かし遊んで生きる力を育み、英語がお勉強ではなく生活の中から身につけられる保育園がないなら作ろう!!きっと私と同じ思いのママたちがたくさんいるはずだ!と保育園を立ち上げる決心をし、主人に理解を求め協力してもらい2009年認可外保育施設としてスタートしました。
そして、安全面や保育と教育の質を高める努力を積み重ねて、平成27年4月に認定こども園として県知事の認定を受けました。認定こども園になり様々な研修に足を運び、日本と世界の幼児教育について深く学びました。そして、子ども達の非認知能力を伸ばす事に着目し、子ども達が遊びに没頭できるような広い園庭を整備したいと強く思うようになりました。
日本の保育所保育指針に則った保育を展開しながら、国際的な環境で保育を行い、これからのAI社会、Global社会に対応する人材の基礎を培う教育保育を行っています。22世紀を見据えた世界基準の幼児教育を英語と日本語で展開しています。
そのため、各保育室には、保育士と外国人英語保育者を配置し、協力して保育を行っています。英語を勉強するのではなく、英語で活動し自然と英語でのコミュニケーションを身につけていきます。また、少人数制クラス編成を取り、子ども達一人一人に丁寧に関わり自己肯定感を育んでいます。将来、自信をもって何かに取り組んだり、社会の役に立てる人材の基礎を培っています。
地方裁量型(認可外保育施設)認定こども園として7年前から運営していますが、保育の質を担保するため認可保育施設に移行して運営するようにという姫路市の意向をふまえ、令和4年度から認可保育施設の保育所型認定こども園になります。しかし、移転するにあたって大きな金銭的問題があります。
ベアズガーデンがある姫路市は他の地域とは異なる運営環境となっている現状があります。現状の地方裁量型認定こども園については、令和5年までに認可保育園として保育所型認定こども園へ移行するよう姫路市より指導がなされています。
現在の園舎では構造上準耐火建築物ではないため、新たに園舎の建築が必要となっています。2022年2月には現在地(姫路市田寺東2-17-14)から西今宿7-9-15へ移転します。
ただし、この度の新園舎への移転に伴い大きな障壁があります。認可保育園を新たに整備する際、本来は国と市町村より施設整備資金の4分の3の補助がありますが、姫路市では社会福祉法人でなければその補助金を受けることができません。全国的に見てもその補助金が社会福祉法人以外に支給されないという事例は見当たりません。
この度の移転については、ベアズガーデンの積立金と個人の贈与金、独立行政法人福祉医療機構からの融資で賄うことになっているのが現状です。独立行政法人福祉医療機構によると、この度の当園のように移転に伴う園舎の建築資金に係る融資については、姫路市だけが突出して貸出残高が多いため園の経営に支障をきたさないよう、従前より姫路市への補助金創設を要望していますが、未だに実現していません。
また、当時ベアズガーデンが社会福祉法人になり、補助金をいただき認可保育園を整備したいと姫路市に話しましたが、法人で福祉施設を運営した経験が1年以上ないと社会福祉法人にはなれないという返答でした。ベアズガーデンは個人立でしたので、ここでも創設社福を認めないという他地方とは違う姫路市運営環境に障壁がありました。
認定こども園としてお預かりする子ども達は、社会福祉法人でも一般社団法人でも個人設置でも関係なく同じで、同じ乳幼児教育・保育の質を保証されるべきだと考えます。しかしながら、現在の姫路市行政の制度では、設置者によって助成や優遇措置の格差が激しく、当然、金銭的に余裕がない当園のような施設は、保育の質に大きく影響することになるでしょう。そのことが大きな問題となっていています。2022年2月に引っ越しをしますが、まだまだ保育室で使う備品やおもちゃ、園庭整備費が足りません。
在園児児保護者にも寄付をお願いをし、たくさんのご支援をいただいておりますが、まだまだ足りないのが現状です。園庭は真砂土を入れてますが砂場や遊具が一切ありません。高低差がある園庭なので斜面を利用して子供たちがのびのびと遊びこめる園庭を作りたいと考えております。
なぜなら、現代の子供を取り巻くIT環境が及ぼす影響が懸念される今、運動能力が落ち、画面を通して与えられることばかりなので、自分で考えることができなくなっている子供たちがどんどん増えています。
幼児期というのは、人格形成上と最も大切な時期であり、豊かな人生を歩むための土台をつくるとても大事な時期といわれています。
これからの時代は特に、決まった答えを暗記してできるようになるという力よりも、遊びながら自分で工夫し考える力、アイディアを練り提案できるような力、チャレンジを繰りかえし、失敗を乗り越え、自分で達成し、自分で楽しむ力。そこにスキルの向上、人とのかかわり、アイディア発見、レジリエンスの向上、達成感、等々の目に見えない力(非認知能力)が培われていきます。
ベアズガーデンは正にそのような力が育める環境を作ろうとしています。高低差がある園庭で登ったり下りたりしながら運動能力を育み、畑で野菜を育て収穫を楽しみ、自然の恵みのありがたみを身近で感じ、畑の他に様々な木々も植え観察、収穫を楽しめる果樹も植えます。子どもたちと収穫したものでジャム作り、染め物などもしてみたいと思っています。自然の様々な生物の観察、飼育など様々な経験を幼児期に経験することで豊かな心を育み、変化する社会で生き抜く力を育みます。
12年前、子どもを思う一人の母親の思いがたくさんの方たちに伝わり、支えられ見守られここまで漕ぎつけることができました。
ぜひ子供たちの未来のためにご寄付をよろしくお願いいたします。
高低差を利用して斜面園庭を作ります
¥3,500,000
現在は斜面が急なので、なだらかにするために真砂土を入れ芝生を敷きます。
斜面を利用して滑り台や芝滑りを設置したいと考えています。
丸太とタイヤを使って上り下りができるような階段やステップを作ります。
丸太で囲った砂場も作りたいと思います。