Story
はじめまして。田中志保と申します。私のバースデイドネーションのページをご覧いただきありがとうございます!
かつての私はバースデイドネーションをやっている人を冷ややかに見ていたのですが(ごめんなさい!)、マインドセットがあって、自分の誕生日に寄付のお願いをしてみようと考えました。
理由は二つあります。
まず、一つ目は、昨年末に取り組んだ「ひとり親家庭にあたたかい年越しを!プロジェクト」で寄付集めをした時に「寄付はコミュニケーションツールである」と身をもって体験したからなんです。普段、活動を応援して下さる方から直接声をかけてもらうことがほぼないので、「寄付」という行為を通じて、コミュニケーションが出来たのがとっても楽しくて、嬉しくて!
寄付者の「思い」が「お金」で届き、それが「食べ物」に代わり、受け取った人の「思い」がまた「言葉」になって寄付者に届けるという循環を実感できたのも良かった。私は、「寄付」を通じてひとり親を応援してくださる方々とまた「コミュニケーション」がしたいのです。
二つ目は「自分は誰よりも優先すべき大事な存在」だと心から思えるようになってきたからです。
私は物心ついた時から「今世は自分になるぞ」と思っていたのですが、なぜか自分の優先順位を下げ、他人を優先してきました。離婚を経験し、時間をかけて自分らしさを取り戻した後も「他人を優先してしまい、モヤる」という「謎の思考グセ」に気づいたのです。
その気づきと前後して私は【Authenticity】という心を震わせるステキな言葉と出会いました。「嘘偽りのないもの」「自分らしさ」「本物」という意味があるそうです。日本マイクロソフト株式会社とNPO法人シングルマザーシスターフッドがひとり親に提供している「ひとり親TECHエンパワメントプログラム」に出てくる重要なキーワードで、初めてこのプログラムの説明会で聞いた時に心にズドンと響きました。
「1人1人が【Authenticity】を育むことでその人らしい人生やキャリアが作られ、そういう人たちがたくさん増えることで世の中が変わっていく」というプログラムのビジョンを聞き、涙がとまりませんでした。私が私を大事にしなければ誰が自分を大事にするの?私を大事にできるのは私しかいない。私が探していたのはこれだ!と思ったのです。知らず知らずのうちに「シングルマザーとはこうあるべき」「支援者とはこうあるべき」「女性とはこうあるべき」と「私じゃない型」に私を押し込もうとしていました。なので、「私はユニークで大事な存在だ」と観念を変えました。そして、このプログラムの参加をその場で決め、今後支援者としてもこのプログラムをひとり親に提供していくことを決めたのです。
「嘘偽りなく自分を大事にしていくことがその人らしい人生やキャリアに繋がること」をまずは私が体現するために、私は本日からバースデイドネーションに取り組みます。
私の好きな伊藤野枝の言葉をここで共有させてください。
「忘れないでください。他人にほめられるということは何にもならないのです。自分の血を絞り肉をそいでさえうれば人は皆よろこびます。ほめます。ほめられることが生き甲斐のあることでないということを忘れないでください。何人でも執着を持ってはいけません。ただ自身に対してだけはすべての執着を集めてからみつけておきなさい。私のいうことはそれだけです。」
画面右下の「支援する」ボタンで500円から寄付できます。私のAuthenticityのための「壮大な実験」ともいえるバースデイドネーションにお付き合いいただけたら幸いです。
※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。
このページはSyncableの機能を使って作成していて、支援先団体は非営利で公的活動を行っている団体を対象としています。