LGBTQ+と住まいついて、いろいろな課題があります…
その課題を解決する1つの提案としてQWRCでは「シェアハウス」を立ち上げることにしました!!
「いろんなセクシュアリティ の人がいてあたりまえ!」を前提に、ありのままの自分で過ごせるシェアハウスです。
家族や職場や学校でカムアウトしていなくてなんとなく気を使ったり、話題によると少し息苦しいきもちになる場面がある人もいるでしょう…
でも、このシェアハウスだと安心♪
息をするように自然にあたりまえに自分を表現してもいい、楽に呼吸ができるそんな家を一緒に作ってもらえませんか?
■内容:一口3,000円からの単発寄附
■申込期間:1月15日(土)~2月28日(月)
■目標:100万円
■ご寄附頂いた方にはお礼のメールやちょっとしたプレゼントあり
物件についての詳しい情報へのリンクはストーリーの下の方にあります。
Story
みなさんこんにちは!
私たちQWRC(くぉーく)は、LGBTQと女性のためのリソースセンターとして、2003年4月より活動してきました。フェミニズムの視点を重視しながら、 多様な性のあり方が当たり前に尊重される社会の実現を目指して、交流イベントや相談事業などを行っています。
この度、暮らしの中であたりまえに自分を表現できる!LGBTQ+フレンドリーシェアハウス「めぞんQ」の立ち上げのためのクラウドファンディングを実施いたします!
LGBTQ+と住まいついて、いろいろな課題があります
▼LGBTQ+と実家暮らしの課題
LGBTQ+当事者の家族は当事者でないことが多いです。そのため、当事者の気持ちやなやみを理解しづらいこともあります。家族の理解が得られるかわからないためにカムアウトしづらく、自分のことを話せない。また、カムアウトしても家族が拒否的で、当事者のその人そのままのありようのままで家族の前で振る舞いにくく、実家がのびのびと生活できる場所ではないこともあります。
▼LGBTQ+とひとり暮らしの課題
職場や学校はまだまだ異性愛や男女の性別分けが前提です。集団の中のでの会話に違和感を感じたり、偏見のある言葉を投げかけられたりすることもあります。
ちょっとした恋バナやファッションの話もなんだか周りとしっくりこない、したい話ができないジレンマを抱えることも…
LGBTQ+の友人も周りにはいないし…ちょっとひとり暮らしだともの足りない…何気ない会話の中で自分のことをあたりまえに扱って欲しい…一緒に暮らせるような恋人やパートナーだってマイノリティの中でそんなに簡単には見つからないし…
どのコミュニティにいても孤独感を感じることは少なくありません。
▼LGBTQ+と地方暮らしの課題
都市部みたいにLGBTQ+のコミュニティが無い、田舎で近所の人目が気になって思うように振るまえない、、という声もよく聞きます。それぞれの地域が住みやすくなっていく未来は望むけれど、今!もっと自由な生活が送りたい!地元の目を気にせずにのびのびふるまいたい!
▼LGBTQ+と賃貸物件さがしの課題
同性カップルで住宅ローンも組みにくく、仕事さがしもハードルがあるLGBTQ+当事者…持ち家より賃貸物件で暮らすLGBTQ+当事者は多いです。
賃貸物件も、同性同士では「カップル」という扱いで入居しづらいこともあります。そもそもセクシュアリティのことが要因で家族と疎遠になったLGBTQ+当事者にとって、賃貸契約の保証人は頭を悩ますところ…また、性別移行中で見た目と証明書の性別が違ったり、そもそも大家さんや不動産屋さんに「どう見えるかなぁ」ということが不安で物件さがしにストレスを感じることもあります。
このように、LGBTQ+と住まいの課題は山積みです。これらの課題を「シェアハウス」によって解決し、セクシュアリティを自由に表現できる安心した住まいを提供したいと考えています。
LGBTQ+フレンドリーシェアハウス「めぞんQ」はどんなところ?
そんな方に気軽に入居できるシェアハウスはとっても便利。なぜなら、めぞんQならセクシュアリティを自由に表現してのびのびと生活できます。
シェアハウスなら初めての一人暮らしでも、手続きなどをいきなり一人で全部やらなきゃというプレッシャーはありません。
自室は全て個室ですが、でも1人じゃない!
めぞんQには、他の住人がいますので、「ひとりじゃない」と感じられるネットワークをシェアハウスから作ります。
新しい人間関係構築のチャンスになるかも!(しかも初期費用が安く済むよ!)
「めぞんQ」がある大阪にきませんか?地方からでも安心して大阪に出てこれるよう、これまでの相談や同行支援の経験を生かしてQWRCのスタッフがバックアップします!
\ お部屋を紹介します! /
共有部分は、リビングとキッチンで計14.5畳ありゆったり過ごせます。
共用本棚には、めぞんQおすすめの漫画や本もあります!
居室は全部で6部屋です。いずれも鍵のかかる個室で、家具付きです。
様々な価格帯、2人入居可の部屋があることもポイント!
物件についての詳しい情報はこちらから↓
https://colish.net/concepts/1643
★頂いたご寄附の使い道について★
備品購入に使わせて頂きます。
ベット等寝具(335,000円)、家電一式(773,000円)、調理道具や調度品など(354,100円)で1,462,100円の支出を見込んでいます。
購入した備品は随時ご報告いたします!
★スタッフからのメッセージ★
みなさん、2022年のスタートはいかがですか?
年末年始のおやすみをとられた方はいかがお過ごしでしたでしょうか?
わたしはQWRCでカウンセリングを担当していますが、年末年始にご相談でお会いした方たちとのお話に必ずあがるテーマがあります。
お仕事や学校がおやすみになって「家族と過ごす時間が長くなるのがしんどい」という話題です。
LGBTQ+の方たちが抱えるストレスのひとつに、家族は当事者ではないことが多く家庭の中で理解や共感が得られず孤立しやすいという点があると言われています。
特に年末年始は、家族や親類間での交流が増え、「そろそろ結婚しないの?」「もう恋人はいるの?」「いい年なんだからもっと女(男)らしくしたら?」「孫の顔を見せてあげなさいよ」など、異性愛や典型的なジェンダーロールを前提とするような、当事者とってしんどい話題がのぼりやすい時期です。
LGBTQ +当事者にとって家庭が必ずしも安心してありのままの自分でいられる場であるとは限らない現状があります。
そんな家庭を抜け出して一人暮らしを始める方もいらっしゃいますが、「ひとりでさびしい」「ささいな日常会話を気兼なくできるひとが欲しい」という声もよく聞きます。
カムアウトするしないに関わらず、職場や学校でもどこか常に周りに話を合わせているような、どこかを装っているようなきもちで過ごしている当事者の方もいるでしょう。社会の変化をもたらし、家族をはじめLGBTQ+を取り巻くひとたちの理解を手助けとなるような活動を続けていくことも必要ですが、いまこの瞬間にも、家に帰ってもほっとしにくく生活の中で息の詰まる思いをしているひとが、くつろげる家を QWRCで作りたいと思っています。
また、別にいま困ってないよ!という方にとっても、多様なひとたちが「あたりまえ」に過ごせる空間は、みんなにとって居心地のいい空間になっていくのではと思います。そして、この「家づくり」にあなたも参加してみませんか?シェアハウスが多くの人の応援を受けて運営されていくことが、シェアハウスの空間をよりあたたかく安心感のあるものにするのではないかと信じています。
LGBTQ+のあなたがここにいてもよい、あなたらしくいてもよい、そんなきもちをシェアハウスに託してください。
何卒、ご支援よろしくお願いします。
※入居に興味がある方も気軽にお問い合わせくださいねー!
共同代表 なしたに・みほ
LGBTQ+にとって住まいの問題はいつもついてまわる苦労のように思います。
そこでQWRCでは、解決策の一つとしてシェアハウスをやってみることにしました。QWRCは大阪にあるクイアと女性のためのリソースセンターで、今年で19年目の団体です。お茶会というピアサポートや電話相談・LINE相談、カウンセリング、同行支援など、あれやこれやとLGBTQ+のサポートを続けてきています。そんなQWRCが行うシェアハウスなので、初めての一人暮らしとか、初めて大阪に出てきたよという方にもサポートできることはたくさんあるように思います。
3月中頃のオープンですので、仕事や学校の都合で大阪に出てきたとか、引っ越したいという方のニーズにも応えられると思います。皆様からいただいたご寄附で家具や家電もきれいな物で揃えます。めぞんQで始まる新しい生活をサポートして頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
共同代表 コジ
★QWRCって?★
団体のビジョン
だれもがセクシュアリティを自由に表現できる社会の実現
活動内容
LGBTQと女性のためのリソースセンターとして、2003年4月より活動してきました。フェミニズムの視点を重視しながら、 多様な性のあり方が当たり前に尊重される社会の実現を目指して活動しています。
何種類かのお茶会のような交流イベントをしています。
誰でも参加できる、「QWRCデー/ナイト」
話すのが得意ではない人でも気軽に参加できて、ボードゲームをしながら交流できる「QWRCのボードゲームな夜」
LGBTかそうかもと思っているユース(23歳くらいまで)の人限定の「カラフル」
LGBTなど多様な性を生きる人々で、メンタル面に悩みのある人のための「メンヘル!」
子育てする(したい)セクシュアルマイノリティや、そんな人を応援したい人のための「こどもとおとなのお茶会」
相談事業もしています。
関西の近隣自治体の「委託を受けている電話相談」は、月間23.5時間の相談を受け、LGBTQの当事者の悩みに寄り添っています。
専門知識の豊富な臨床心理士が運営するカウンセリングルームの「にじのそら相談室」
啓発事業としては、依頼を受けて学校や行政、企業など、さまざまな場所に講師を派遣しています。
「LGBTに関する相談スキルアップ講座」など、不定期にイベントも開催しています。