Story
10年前。21歳のぼくは、楽しそうに働く大人と子ども達が話せる場をつくれば、
夢がない子ども達も夢を持てると思っていた。
しかし、それは学生の浅はかな考えだということを思い知った。
9年前。2009年の夏。
「かっこいい大人プロジェクト」という、中学生20名と各分野で活躍する社会人や大学生8名が、働くことや夢について話し合うイベントをおこなった。自分の考えを試すチャンスだった。
ゲストの皆さんの話はとっても面白かったし、会場は盛り上がっていた。イベントの最後に撮った集合写真からも楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
ぱっと見は成功したように思えたけれど、実際はそんなことなかった。
イベントに来た中学生は、ゲストの話を聞いて一時的にはやる気が出たかも知れない。でも、将来に向けて努力し始めたかというとそんなことはなかったし、「それはあなたがスゴイからでしょ。」と大人と自分の隔たりを感じて自信をなくす子もいた。
楽しそうに働く大人と子ども達が出会う場をつくっても、ねらいどおりにはいかなかった。むしろ、自信をなくす子もいた。
じゃあ、そんな子たちが夢を描いたり、将来への希望をもったり、前向きに努力したりするには、どんな場所や機会や方法があるんだろう。
そんなことを考えては試してを続けて9年。
ぼくは11月1日に31歳になる。
こんにちは。
ぼくは「ひでぼー」こと、得津秀頼です。
このページを訪れていただき、ありがとうございます!
9年前に自分の未熟さを知ったぼくは、子ども達が将来に希望を持ち、前向きになれる社会をめざしてNPO法人D.Live(ドライブ)を立ち上げました。
http://www.dlive.jp/
D.Liveは、自分に自信が持てない子や、自分が嫌いな子、将来の不安はあるけれど何をしたらいいか分からない子、やりたい事はあるけどやる気が出せない子たちの気持ちや本音に寄り添える居場所づくりをおこなうNPOです。
主な事業はフリースクールの運営、ひとり親中学生の居場所づくり、全国への講演活動などです。法人を立ち上げて6年。たくさんの子どもや保護者さんと関わる機会が得られるようになりました。はじめは2、3人だったボランティアさんも、今では20名を超えました。
D.Liveを通して、子ども達に必要なのは楽しそうな大人のサクセスストーリーではなく、自分の気持ちを分かった上で一緒に進む方向を考えてくれるコンパスみたいな大人だと気づきました。
フリースクールに通う中学生のたかみちくん(仮名)は、大学4回生のボランティアさんとすごく仲良しです。気づけば二人でゲームやアニメの話をしています。かと思えば、実は勉強の相談もしているようで、生徒たちが帰った後に「あの子、勉強したいけどやる気ないからどうしようって言っていました。」という具合に、ぼくが聞けない話を学生さんが教えてくれることがよくあります。
別の教室に通うはるみちゃん(仮名)は、1回生のボランティアさんが来てくれる日を心待ちにしています。教室に来るなり、「今日はあの人けぇへんのー?」と言っています。1回生のボランティアさんが来る日は、目に見えてはるみちゃんの機嫌がいいです。
4回生のボランティアさんも、1回生のボランティアさんも
「かっこいい大人プロジェクト」のときのようなサクセスストーリーは話していません。
「うんうん、わたしもそれわかる!」「そういうことあるよなー」
と子どもの話を聞き、
「わかる!悩むよね、それ」「オレも勉強苦手やし、どうしよか」
と同じ目線で子どものことを考えています。
彼らのおかげで気持ちが楽になったり、前向きになったり、学校へ行くエネルギーが回復した子どもが、D.Liveにはたくさんいます。授業やバイトの合間をぬって協力してくれるボランティアさんには頭が上がりません。
サクセスストーリーを伝えることしか見えていなかった、浅はかだった21歳の自分からちょうど10年経ちました。31歳になるこのタイミングで、協力してくれる学生さんのためにD.Liveへの寄付を募ります。
誕生日を機に寄付を呼びかけることをバースデードネーションというそうです。
全てのボランティアさんに十分な交通費や謝礼が払えているかと言われると、
情けないことにそんなことないのが実情です。
こんな実情にも関わらず、子ども達の力になりたい、D.Liveで子どもとの関わりについて学びたいという気持ちでボランティアにエントリーしてくださる方が絶えません。
エントリーしてくださる方々の気持ちに報いるためにも、子ども達が一人でも多くの信頼できる大人に出会えるチャンスをつくるためにも、いただいた寄付は全てボランティアさん達の交通費に使わせていただきます。寄付はD.Liveの口座に入るので、ぼくには1円も入りません。
「ひでぼー、誕生日おめでとう」
「D.Liveは頑張ってるんだね」
「そんな熱意のある学生がいるなら」
「子どもの成長につながるんだったら」
と、ちょっとでも思っていただけましたら、
D.Liveへご寄付いただけますと嬉しいです。
寄付のお願いって、言うほうも言われるほうもハードルを感じがちですが、誕生日だから「えいや」と言ってみました。
このバースデードネーションでは、クレジットカードで500円から寄付ができます。
◎ 寄付の方法
1、「クレジットカードで寄付をする」をクリック
2、「今回だけ寄付をする」をクリック
3、金額を選ぶ (その他の金額を選ぶと寄付の金額を自分で決められます)
◎ クレジットではなく、銀行振込をご希望の方へ
・滋賀銀行 南草津駅前支店(普通)826628 トクヒ)ドライブ(NPO法人 D.Live)
まで、任意の金額をお振り込みください。
その際はお手数ですが御礼のメッセージをお送りしたいので、
info@dlive.jp まで、ご一報ください。
◎ 寄付の使い道
D.Liveの教室を手伝ってくださるボランティアさんの交通費にさせていただきます。
ありがたいことに、熱意のある学生さんたちがボランティアして協力してくれています。もし、このバースデードネーションでまとまった金額が(おおよそ50,000円程度)集まったら、ぼくや代表の田中の講演に同伴し、講演内容の作り方、講演先の保護者さんや地域のかたが持つ子育てのニーズなどを学べる機会をつくり、学生が将来を考えるキッカケにしようと思います。
※今後の講演予定(2018年10月現在)
三重県名張市 大阪府茨木市 滋賀県草津市 滋賀県高島市 神奈川県南足柄市
東京都 大阪・京都の通信制高校への出張授業4件
さらに金額が集まれば、次年度の交通費の積み立てにさせていただきます。
◎ 寄付を考えてくださっている皆様へ
ご寄付くださった皆様お一人お一人に御礼のメッセージをお送りしたいので、
メールやSNSなどでご一報いただけると幸いです。
ひでぼー、31歳のおねだりでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
・NPO法人D.Live HP
http://www.dlive.jp/
・NPO法人D.Live ブログ
http://www.blog.dlive.jp/
・滋賀県草津市に新しくフリースクールをつくるために月々の継続した寄付も募っております。
https://camp-fire.jp/projects/view/51880