NPO法人障害者自立生活センター　ヒューマンネットワーク熊本
ピア・カウンセラー 　山下孝治（当会理事）

私は、筋肉が弱っていく進行性筋ジストロフィーという病気で車いす生活をしています。３０年前、仲間たちと一緒に、障害者の自立生活を支援する団体「ヒューマンネットワーク熊本」を作り、ピア・カウンセラーや相談支援専門員として、仲間を応援する仕事をしてきました。還暦を過ぎた今は、相談の仕事を退職し、高齢の父と母との時間を大切にしています。
若い頃は家の中に潜むようにして過ごしていました。３０代の時、たまたま外の世界に一歩踏み出したことで今の生活が出来ていますが、ひょっとしたら、それが出来なかったもう一人の自分は、今もそのまま家の中でひっそり過ごしているのでは、と考えることがあります。
でんでん虫の会は、たまたまなにかのきっかけで仕事や生活が崩れてひとりぼっちになってしまった人たちを応援しています。公的なお金がない中、手弁当でがんばっているスタッフの人たちには手を合わせたくなります。私も、もう一人の自分を応援するつもりで、でんでん虫の会を応援したいと思い、今回マンスリーサポーターになりました。
　みなさん、ぜひ、みなさんの〝もう一人の自分〟をひとりぼっちにさせないために、でんでん虫の会の活動を応援してください。よろしくお願いします。