こんにちは！パクー養殖、植樹プロジェクトに携わっています現地スタッフの天野です。

たくさんの厚いご支援と温かい応援メッセージを送ってくださった皆様、そして私たちに関心を持ち、記事に目を通してくださる皆様、心より感謝しております。

皆様の応援と期待に応えていけるよう、スタッフ一同日々邁進しております。

さて、今回の活動報告はパクー養殖とは直接的に関係はありませんが、皆様にほっこり温かい気持ちになってほしいという思いから、見た感じからしてほっこり温かい感じの

レダでよく見かける動物「カルピンチョ」について紹介していきたいと思います！

【カルピンチョとは？】

「カルピンチョ」という名前を聞いてピンと来ない方が多いのではないでしょうか。

その正体は「カピバラ」です。

「カルピンチョ」とはスペイン語圏での「カピバラ」の呼称なのです！

個人的にはカルピンチョの方が響きが可愛いく、ニックネームのような親しみやすさがあるので好きです。

【レダを代表する動物「カルピンチョ」】

ここレダでは、自然をありのままの姿で保全し、共存しながら事業を発展させようと日々努力しております。その成果もあり、レダでは様々な動物の姿を見る事ができます。

その中でもレダでよく見かける代表的な動物が

カルピンチョ！

よく見かけると言っても野生のカルピンチョは警戒心がとても強いため、200mくらい離れていたとしても、近づこうとするとすぐに逃げてしまうことが多々あります。

近づきたくても近づけず、もどかしい気持ちで遠くから眺めなければなりません…

しかし、たまにパクーの養殖池に家族連れで現れ、間近で見れることがあるのです！

その瞬間がこちら‼︎

え？かわいすぎでは？てか、多すぎでは？

ここまで近づいて見れるのは、トラックに乗っている時です。彼らはトラックには何故かあまり警戒心を抱かないようです。

なお、カルピンチョは草食動物ですので、養殖しているパクーを食べにきている訳ではありません。

家族でのんびりするカルピンチョたちを見るととても癒されますね。

関係ないですが、私もカルピンチョみたいに周りを癒せる人になりたいと思ってます。

【今から使えるカルピンチョ豆知識】

こんなにも可愛らしいカルピンチョ。

しかし、彼らには可愛いとは言い難い意外な一面を持っています。

それは、"危険な糞"をするということです。

水辺で暮らす動物であるカルピンチョは川や池の近くにたくさんコロコロとした糞をします。実はこの糞が危険なのです。

出来たての新鮮なカルピンチョの糞にうっかり触れてしまうと、触れたところがただれてしまうそうです。

しかし、時間が経って乾いた糞には触れても大丈夫だそうです。

カルピンチョの糞を触ってみたいと思ってる方や、うっかりカルピンチョの糞を触りそうになる方は是非気をつけてくださいね！

【チャコ地方とカルピンチョ】

パラグアイのここチャコ地方では、

カルピンチョを食べる習慣がありました。

どうしてこんなに可愛い動物を食べるの？！

と思う方もいらっしゃるかと思います。

チャコ地方はとても作物が育ちにくい土地です。その為、食糧が少なく、野生動物を食べるしかない厳しい環境でした。

そこで、チャコ地方でこのレダプロジェクトが、始まりました。農業をはじめ、牧畜、養殖事業を行い、近隣の村々の人達の仕事場となり、また技術を伝えることで雇用の創出、食糧の安定供給につながっています。

近年では、カルピンチョは保護対象の動物となっているため、食べることはほとんど無いそうです。

日本の動物園でも人気があり、たくさんの人を魅了しているカピバラことカルピンチョ。

カルピンチョをはじめとして、たくさんの珍しい生物たちが伸び伸びと暮らす姿を間近で見れるのも、ここレダの魅力の一つです。

現地で働く中で大変なこともたくさんありますが、その度に自然の美しさや、動物・植物たちの姿に癒され、励まされ前に進むことができています。

日々の生活で疲れたり、何か壁に直面した時には、一度身近な自然に目を向けてみるのも良いのではないでしょうか。

珍しい動物・植物はいないかもしれませんが、そこには今まで感じたことのないような癒しや、壁を乗り越えるための何か新しい発見があるかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！