【見捨てられた地“チャコ”に希望を!】~パクー養殖を通して一人でも多くの人に幸せを~

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General Association 南北米福地開発協会 Association for Sustainable Development in North and South Americas

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レダプロジェクト・ユースボランティアチーム・ジャパン/LEDA Project Youth Volunteer Team Japan

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「パクーの稚魚放流について」〜より広い視野を持って〜

2021/11/25 23:11

「パクーの稚魚放流について」〜より広い視野を持って〜 Main Visual

こんにちは!現地スタッフの川久保です。現在、レダでオニテナガエビの養殖研究を行なっています。

今回は、長年レダで取り組んでいる「パクーの稚魚の放流」についてお話ししていこうと思います。

レダでは毎年12月〜1月にパクーの稚魚の人工孵化を行います。そして、孵化に成功させた稚魚をある程度まで成長させた上で、4月ごろにパラグアイ川に放流しています。これは近年の乱獲によるパクーの激減や、生態系の保護、環境保全を目的として行なっており、2013年からこれまで約62万尾の稚魚を放流してきました。

放流式には毎年、来賓を招待し、2018年にはフランコ前大統領夫妻を迎えての放流式を行い、一種の式典にもなりました。今では毎年恒例の一大イベントにもなっています。

2020年はコロナ禍により、レダ内だけの式典となりましたが、今年2021年には、感染対策を十分行なった上で、レダから南に50kmほど離れたフエルト・オリンポ市で市会議長、州検事長と判事、州警察署長、海軍責任者、校長先生など多くの洋人が参加する中で放流式が執り行われました。

また街の人々や、現地の高校生たちも多く参加しました。事前にオリンポの市民に呼びかけ式典の2日前からは、アスンシオン大学のマグノ教授と、現地スタッフを中心として、「放流式の意義」「環境保全の大切さ」を抗議する時間を持っていきました。その上での放流式であったため、より一層意義深い式典になりました。

レダでは、ただ事業モデルを形成し、利益を求めていくのではなく環境問題に対して真摯に向き合い、それを現地の人々に伝え、教育しながらより広い視野を持って活動しています。

今回のクラウドファウンディングを通しても、ただ我々が100万円という目標を目指して突き進んでいるわけではなく、より広い目的、視野を持って進んでいきたいと考えています。改めて、応援してくださる多くの方々の真心と支援を力に、またレダプロジェクトに携われる喜びに心から感謝して、一層邁進していきたく思います!


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