代表理事 田上幸治 挨拶
2021/10/18 11:22
みなさまこんにちは。
事務局の新井です。
キャンペーン開始から4日目。
すでに4名の方から、継続寄付者にご登録をいただきました。
ご寄付くださった方、ありがとうございました。
キャンペーンを周囲の方々にご周知くださった方々、FBのシェアやTwitterをリツイートくださった方々、本当にありがとうございます!
本日は、代表理事の田上幸治(神奈川県立こども医療センター医師)の挨拶を掲載いたします。
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児童虐待の特徴を一言で表すと、被害を受けるのが子どもということです。
社会にはパワーハラもあれば、セクハラもあります。しかしながら、大人はそのような被害をあった時には、同僚や友人に相談することも可能ですし、そのような職場を辞めることも可能かもしれません。しかし、子どもは自分の被害を他人に相談することは難しいですし、家庭を飛び出すこともできません。
身体的虐待を受けて、どこかに痣があれば、「その痣はどうしたの?」となりますし、ネグレクトで体重が減ってくれば、学校や幼稚園、保育園で、「どうしたの?」となります。一方、性虐待では身体症状が現れるわけではありません。それ故、遷延化、深刻化、心の傷が大きくなってから発見されることが多いです。被害児が勇気を絞って被害を開示した場合でも大きな問題があります。学校で開示すれば先生から根掘り葉掘り聞かれ、児童相談所でも聞かれ、病院でも聞かれ、不必要な診察があり、警察・検察でも聞かれ、裁判所でも聞かれる。開示したものの、心の傷は深まるばかりです。
度重なる辛い体験を話すことが無いように、代表のインタービューアーが聴き取りを行うForensic Interview(司法面接)が欧米では行われます。また、この司法面接、全身診察、心のケアを子どもの優しい環境で、ワンストップで対応するのがChildren’s Advocacy Center(CAC)です。CACは、虐待対応の困難さから、1985年米国で設立し、全米に広がっていきました。現在、米国には924か所のCACが存在します(2021年8月4日時点)。日本で二番目にできたCACが『つなっぐ』です。CACの活動とともに啓発活動や関わる人の人材育成をしています。
皆様のご支援をお願いします。つながろう子ども達の未来のために。
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つなっぐの活動は、田上がこども医療センターで実施している「神奈川こども虐待勉強会」を通じて「多機関多職種連携」の基礎を築いたことからスタートしています。
田上の熱い想いを受け取っていただき、一人でも多くの方に、ご支援をいただけると嬉しいです!
みなさま、引き続きよろしくお願いします!
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