フリーアナウンサー 笠井信輔さんからの応援メッセージ
2021/10/14 20:16
私にはダウン症の友達がたくさんいます。
はじめは友人のお子さんとの交流だけだったんですが、 この男の子がやけに明るくて、 こうしたダウン症の方もいるんだなぁとの印象でした。
9年前に「世界ダウン症デー」のイベントの司会を始めてから、自分のダウン症の皆さんに対する印象といったものが、ガラリと変わりました。
その男の子だけではなく、 イベントにやってくるダウン症のみなさんやそのご家族の皆さんがみんな本当に明るいんです。
受験生を抱えているご家庭の方が暗いのではないかなというくらい。
ダウン症は 1つの個性であり、それを隠して生きるというような生き方ではなく、 自信を持って外の人たちと繋がっていこう、「僕たちはここにいる!」と声をあげよう。 そんなパワーに 満ちている人たちが多く、 正直言って 皆さんのパフォーマンスに 司会をしながら涙をしてしまうこともありました。
また キャラクターが面白すぎて 意見発表のところで 爆笑してしまうこともありました。 だから、私は、そんなダウン症の友には遠慮なく突っ込みます!
ダウン症の人は可哀想という第1印象で、 憐みでもってその人たちを見ていることが優しさだと勘違いしている人たちに、 みんなの素晴らしさを伝えたいなと思っています。
ただ一方で、ダウン症の方の症状は様々です。 ほかの人と上手くコミュニケーションが取れない 、外に出ると迷惑をかけてしまうということで 家にこもり、親御さんが心を痛めているご家族があるのも事実です。
世の中の家庭にも様々な喜怒哀楽や困難があるのと同じように、ダウン症の家庭にも山あり谷ありがある、私はそう考えています。
みんなで ダウン症の方やそのご家庭のことを考える今回のイベントが、さらに広くダウン症というものを皆さんに理解してもらえるイベントになるといいなと思っています。
みなさん、クラウドファンディングへのご協力お願いいたします。
フリーアナウンサー 笠井信輔
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