栃木県小山市の一軒家を使ったフリースクール「小山フリースクールおるたの家」は9月で5周年を迎えます。
5周年を記念し、8月の一ヶ月間はバースデードネーションに挑戦しながらフリースクールを無料開放することにしました。これにより、学校に行っている子どもたちも夏休みを使ってフリースクールを体験でき、より多くの必要とされる方々にフリースクールの存在をしっていただけるきっかけになればと思っています。
またこのバースデードネーションが目標金額に届けば、9月も引き続き無料体験期間を延長し、新学期に学校へ行くことを不安に感じている子どもたちを受け入れたいと考えています。
Story
小山フリースクールおるたの家は2021年9月で5周年を迎えます。
おるたの家は2016年9月に稲葉と学生ボランティアとともに設立し、9月で5周年を迎えます。
小山駅から徒歩10分の一軒家を使ったおるたの家にはこれまでたくさんの子どもたちが集い、自主的な学びを行ってまいりました。
はじめは何のプログラム、アクティビティもない中でスタートしたおるたの家も、年々さまざまなアクティビティやプログラムに挑戦し、来ている子どもたちにあった学びの形を日々模索し続けています。
おるたの家で過ごした子どもたちは地域の通信サポート校、定時制高校、専門学校などに進学しています。
コロナ後の変化、継続の困難
2020年の4月、おるたの家はこれまででもっとも多い7人の「おるたー」を迎えていました。しかし小山市内でもコロナウィルスの感染者が増加したことを受け、感染拡大を防ぐために4、5月と休室を余儀なくされました。
6月からはアクティビティなどを制限するかたちで再び開室し、以降もコロナウィルスの感染予防対策を取りながら運営を継続しています。
しかし開室を再開して以降の一年間、利用者は一人も増えていませんでした。
コロナ禍で新しい場所に来ること、公共交通機関を使って通うことへの抵抗感、親御さんの財政状況の変化など、さまざまな理由が考えられます。
一方でコロナの影響で学校に行かない子の数は増えていることが予想されますが、必要とされる方々に当団体の存在が知られていないことも設立以来の大きな課題になっています。
これまで利用者からの会費を収入源として運営してきた当団体としてはたいへん厳しい状況ですが、学校に行くことが難しい子どもたちのための居場所をなんとか存続させたいと考えます。
昨年度は持続化給付金などの給付金でなんとかやりくりし、今年度もいくつかの助成金と支援者からのご寄付によりなんとか支えられている現状です。
5周年を記念し、夏休みの無料開放を!
そこで5周年のこのタイミングに合わせ、まずは夏休みである8月の一ヶ月、開室日数を限定して無料で開放したいと考えました。
これによりフリースクールがどういう場所かを多くの人に体験してもらい、フリースクールとはどういう場所かを知ってもらう機会になればと思います。
必要とする多くの子どもたちにこの場所の存在を知ってもらい、通ってみたいと思える子が一人でも増えれば、会員たちの中でできることの可能性も広がり、持続的な運営も可能になります。
また今回のクラウドファンディングに挑戦して目標金額を達成することができれば、不登校の増える9月も無料体験ができるようにしたいと思っています。
新たなプログラムとともに、学校外の選択肢に!
また10月以降、おるたの家はより積極的にプログラムを開始していきたいと考えています。
現在のおるたゴー、おるたランチ、おるたクライミングといった月1回のアクティビティに加え、英語のプログラム、クラフトのプログラムなど、新たなプログラムを加えていく予定です。
ただアクティビティ、プログラムを増やすのではなく、従来の居場所としてのフリースクールを継続し、利用する子どもたちが自由に選択ができる学び場になれればと思っています。
★寄付の使い道★
おるたの家家賃×2ヶ月分
駐車場、水道光熱費、インターネット通信費×2ヶ月分
アクティビティ等諸経費