ラオスで活動を続けている、世界の医療団プロジェクトコーディネーター小川亜紀より、感謝の言葉をお届けいたします
2021/8/4 16:59
皆さま、このたびは世界の医療団の活動にあたたかいご支援をいただき感謝申し上げます。
残念ながら、世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスは、ここラオスでも収束の気配を見せず、今年4月のラオス正月より、感染者は増え続けています。特に近隣国へ出稼ぎに行った人々が職を失い、一気に帰国し始めた6月~7月から国境沿いの地域で感染者数が増えています。このように感染者が多い地域では移動制限の措置が取られているところもありますが、幸いここフアパン県ではまだ感染者が報告されておらず、人々の生活への影響は最小限にとどめられています。このような環境下で、人々の命を救うには感染を未然に防ぐことからという観点から、5月中旬より我々は県保健局と一緒に予防啓発を進めてまいりました。
このような緊急事態下で、情報も物資も入手するのが困難なのは、社会的に弱い立場にある人々です。もっとも脆弱な家庭を一軒一軒訪問し、コロナウイルスとは何か、そしてどのように感染を予防するかを伝えてまいりました。医療従事者にはじまり、保健局、現地の若者は自らフアパン県を感染から守るために日々尽力しています。 今回の緊急支援の活動にあたっては日頃の連携が活かされ、そして新たな連携先も生まれました。今後のラオスの活動に役立てる事ができると思います。
今後も皆が安全に、そして質の良い医療につながるよう活動を続けてまいりますので、皆さまのご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
世界の医療団 ラオス現地事務所 プロジェクトコーディネーター
小川 亜紀
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