シリアってどんな国?
2021/5/10 13:54
Piece of Syria学生スタッフの仲原菜月です。
今日は「シリアってどんな国?」ということをお伝えいたします。
皆さんは、シリアと聞いて、どのようなイメージをお持ちになりますか?
私自身、シリアを知ったのは「難民」に関するニュースでしたので、戦争や難民など
人が住めないような、昔から危険な場所なんじゃないかと思っていました。
ですが、Piece of Syriaと通じて、色々な人に出会うたびに、そのイメージは変わっていきました。
その変化を皆さんにもお伝えしたいと思います!
【シリアの基本情報】
まずはシリアの基本情報から。
シリアの正式名称は「シリア・アラブ共和国」。
地中海に面しており、トルコやイラク、ヨルダン、レバノンなどに隣接しています。
首都はダマスカス。古代都市として、世界遺産に登録されている歴史ある街です。
「世界一古くから人が住み続けている都市」と言われ、なんと紀元前8000年前から人が住み続けているそうです。
シリアは、海も山も平野も沙漠もあり、自然豊かな国です。
世界史の授業で習った「ユーフラテス川」もあり、なんとそのまま飲めるほど綺麗だそうです!
中東と聞くと「年中暑い!」というイメージがありそうですが、
日本と同じく四季があり、夏は暑く、冬は雪が降るほど寒いです。
また、シリアは多様性で知られます。
宗教は、イスラム教徒が多数ですが、キリスト教徒も10%ほどいて、モスクの前に教会があることも珍しくありません。イラク、パレスチナやコーカサス人、アルメニア人など他の国からシリアに逃れて生活している人たちも多くいたそうです。
そうなんです。シリアは元々、とても平和な国でした。
大学まで無料でいける教育。人々は昼の2時に仕事を終えて帰宅し、家族と一緒に過ごす。
そんな温かな日常がありました。
他人を助ける文化が深く根付いており、携帯電話や財布を落としてもきちんと返ってきますし、バスで隣に座った人が「遠くから来たんだから」と運賃を支払ってくれたりもします。
喉が乾いたら近くの民家をノックしてお水をもらう、なんてことが当たり前のように行われていました。さらには、このまま晩ご飯を食べていく?泊まっていく?なんてことも珍しくないとか…!
これほど熱心にもてなしてくれる文化なんてあるの?とまるで映画の世界のようです。
シリアに行ってみたい!と思いませんか?私もそう思いました!
ですが…今は行くことはとても難しいです。
2011年3月、日本で東北震災が起きたのと同じ頃に、シリアで戦争が始まり、
そして、10年経った今も平和はまだ訪れていないのです。
「ずっと戦争をしている国」ではなく、10年前まで私たちのような普通の暮らしをしていた人たちが、急に難民となったり、危険な状態になったりしたんです。
家族をご飯を食べる。学校に行く。それさえも難しくなってしまったのが戦争です。
そんな魅力いっぱいのシリアという国に、いつか行きたい!
平和や復興の土台となる、シリアの子ども達が、未来を描けるように、
2016年から私たちは、シリア国内にある幼稚園・小学校を支援し続けて、1000人以上の子ども達に教育を届けてきました。
私たちが、今回、シリア国内に加えて、シリアの隣の国トルコの「補習校」への支援を始めます。
なぜトルコでの教育支援を始めるのか…?
その答えは、次の投稿で皆さんにお届けいたします!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
【Zoom交流会「パートナーサミット」のご案内】
キャンペーン開始して最初の5日間でパートナーになって下さった皆様をご招待して、Zoom交流会を実施いたします。
5月15日(土)16:00〜17:30
スタッフとパートナー同士とで繋がって、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
パートナーの皆様にZoomのURLをお送りさせていただきます。
Piece of Syria 学生チーム 仲原菜月
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