LGBTIQの性暴力被害経験率がとても高いことが報告されていますが、それらを相談したり、法的に対応することがとても難しい現状があります。
2017年の刑法改正で、男性も被害者として強制性交等罪に含まれました。また、「差別的な扱いをしない」「研修を徹底する」など付帯決議で表明されましたが、いまだに支援機関や警察などで差別的な扱いを受けることが多く報告されているのです。
2020年から、刑法の再改正議論が進んでおり、そこで、出来る限りLGBTIQAのレイプサバイバーたちが、自らの性のありようによって差別をされるような現状を解決していくために、寄付を集めています。
声を上げるためには、声を受け止めてくれる社会が必要です。レイプサバイバーを孤立させない社会づくりのために、皆さんのご協力をお願いします。
Story
LGBTIQAのレイプサバイバーにとって声を上げやすい社会をつくるために、Broken Rainbow - japanへの寄付をお願いします!
画面右下の「支援する」ボタンで500円から寄付できるので、是非、ご寄付をお願いできると嬉しいです! 決済はvisaかmasterのカードのみ可能です。
※該当のカード以外での寄付をご希望の方は、ウェブサイト( https://broken-rainbow.jimdofree.com/ )にゆうちょ口座も公開されていますので、ぜひお願いします(寄付の特典を希望する方は団体へのメールでの連絡をお願いします。)。
※ 寄付金は決済にかかる手数料等(寄付総額の11%)を除いた全額が団体へ寄付されます。
■ LGBTIQAと性暴力
性暴力は、誰もにとって身近な問題です。
女性の3人に1人、男性の5〜6人に一人が生涯の中で性暴力被害にあうと言われています。そうした中で、例えばバイセクシュアル女性やトランスジェンダー、Aセクシュアル女性の60%以上が生涯において性暴力被害の経験を有すると言うことが、様々な調査で指摘されています。
日本の調査でも、例えば日本性教育協会が経年で調査をしている青少年性行動調査などでも、高校生年齢の青少年の性暴力被害経験において、いわゆる性的マイノリティの被害経験率が有意に高い、と言うことが報告されており、これは決して、海外の出来事などではなく、私たちが暮らすこの国の実情でもあります。
だけれども、性暴力は女性の問題、という意識がこの社会ではとても多くあります。だからこそ、女性を中心として被害者支援に関するシステムが作られます。女性に対する暴力というのは本当に重要な課題です。だけれども、その重要性は、いわゆる「女性」以外の性暴力は被害が軽いものだ、ということを言うためにあるのではありません。
性暴力は、時として被害にあった人たちの命を奪う、とても酷い暴力です。同じように、困難の中にいる人たちが、それぞれの性のありようによって支援から除外されたり、差別的な言動を向けられたりすることは、あってはいけないことです。
しかし残念ながら、私たちの元には、沢山の性暴力サバイバーから、差別的な言動にあったことが報告されています。
性暴力は、誰もにとって、身近な問題です。
数の多さが問題なのではなく、被害にあった人が、助けを求めるのであれば助けを得られる社会にしたい。そう強く思っています。
■ なぜBroken Rainbow - japanへの寄付が「声を上げやすい社会」に繋がるのか
Broken Rainbow - japanは、LGBTIQAの性暴力被害についての政策提言を実施している団体です。2017年、そして現在の刑法改正議論の中でも、LGBTIQAの性被害について法務省からヒアリングを受けている国内で唯一の団体です。
そこでは、LGBTIQAの被害実態や差別や偏見をもとにした支援実態などを伝え、より使いやすい法制度や求められる支援のあり方などを話しています。改正議論が佳境に入る今だからこそ、より頑張ってもらわないといけません。
サバイバーの声を国に届ける役目が、Broken Rainbow - japanには、あると思います。そして、それを実行するにはお金が必要です。
特に、Broken Rainbow - japanは青森を拠点として活動する団体です。首都圏にこの問題で動く団体がいないことは一つの問題ですが、今はBroken Rainbow japanがやるしかありません。交通費だけでも、とても小さな団体に捻出できるものではないということもあり、今回、クラウドファンディングをすることにしました。
Broken Rainbow - japan が今回の刑法改正に向けて望んでいるのは以下の3点です。
・あらゆる相談、捜査、裁判等の場において、被害者の性自認、性的指向、性表現、性的な特徴によって差別をされないこと
・男性器のみではなく、手指器具等による様々な性的侵襲行為をレイプと定義すること
・裁判などの際に、被害者の性のありようや被害にあうまでの性行動が証拠として採用されないこと
当たり前な権利を、差別や偏見があるが故に手放さなければいけない人たちがいるのであれば、それをなんとかしたい。それを今成し遂げるために一番近い場所にいるのがBroken Rainbow - japan だと思い、今回のクラファンを立ち上げました。
以下にはBroken Rainbow - japanのここ最近の活動に関する報道などを紹介します。
「男性器の挿入が条件はおかしい」性犯罪の刑法改正から3年、取り残された課題とは
https://news.yahoo.co.jp/byline/matsuokasoshi/20200919-00198969/
レイプ被害の成立要件「男性器の挿入」。刑法が「実態に見合っていない」被害者らが訴える
https://www.huffingtonpost.jp/entry/storyjp5f69aa19c5b6a9b19b3e0629
「弱み」狙われる性的少数者たち 当事者が訴える「命の問題」
https://mainichi.jp/articles/20210328/k00/00m/040/014000c
「多様な性」想定しない法律 過小視されるレイプ被害
https://mainichi.jp/articles/20210328/k00/00m/040/270000c
■ 寄付金の使いみち
1、青森ー国会 旅費
コロナ禍ではありますが、法律を変えるための一番の近道は、霞ヶ関に足を運ぶことです。成果が出るまで、青森から国会へ何度でも行きたいです。(概ね35万円)
2、人件費
これまで、政策提言などはメンバーそれぞれの自腹で休みの日を狙って実施していましたが、それではいつまでもメンバーそれぞれの負担ばかりが多くなってしまい、疲弊するばかりになってしまいます。移動日を含め、人が動くことに人件費をつけたいです。(概ね40万円)
3、印刷費
政策提言等に使う資料などを製本、印刷する費用が必要です。(概ね8万円)
4,手数料
クラファン手数料は11%です。(達成時は11万円)
5,寄付のお礼
寄付のお礼にかかる様々なグッズ等の製作費もこの中から使います。(概ね6万円)
■ 寄付のお礼
このクラウドファンディングから寄付をいただいた方には、下記のお礼品を後日郵送いたします。お礼品が不要な場合は、その旨お知らせください。
¥3,000-の寄付
BYE BYE BYSTANDERポストカードでのお礼のお手紙
¥5,000-の寄付
BYE BYE BYSTANDERポストカードでのお礼のお手紙と、BYE BYE BYSTANDERステッカー。
¥10,000-の寄付
BYE BYE BYSTANDERポストカードでのお礼のお手紙と、BYE BYE BYSTANDERステッカー。BYE BYE BYSTANDER缶バッジ。
¥30,000-の寄付
BYE BYE BYSTANDERポストカードでのお礼のお手紙と、BYE BYE BYSTANDERステッカー。BYE BYE BYSTANDER缶バッジ。BYE BYE BYSTANDER Tシャツ(希望サイズをお知らせください。S〜XLまで)。
¥50,000-の寄付
BYE BYE BYSTANDERポストカードでのお礼のお手紙と、BYE BYE BYSTANDERステッカー。BYE BYE BYSTANDER缶バッジ。BYE BYE BYSTANDER Tシャツ(希望サイズをお知らせください。S〜XLまで)。
Broken Rainbow - japanのスタッフによる「LGBTIQAと性暴力」に関するオンライン講義開催(私的、公的共に可能。内容については固定で、LGBTIQAの性暴力に関する基礎講座、1時間半ほどのものです)