LIUB国際会議での出来事
2020/10/5 00:14
Light It Up Blueキャンペーンは世界中がつながって行います。そのため、参加国は様々ですが2年に一度国際会議が行われます。前回は中国のアモイで開催され初めて息子を同伴しました。理由は私たちがLIUBを始めるきっかけが当時小学生の息子だったということと、LIUBを世界に発信したAutism Speaksに「私たちがLIUBを日本でしたい理由」という長いメールを送った時には片言で話していた息子が大きくなり実は英語も話せるようになっていた、ということもありました。それで久しぶりに会う海外の仲間に息子に会ってもらえたらと思っていたからです。
この時は25か国が参加し、息子は私のスピーチの前に皆さんの前で一言挨拶をする機会をいただきました。挨拶の時は、名前、年齢、どこの国から来たか、を言ったらいいよ、と何回か部屋で練習をしました。実際の挨拶の時にはそれに加えて日本のアニメの話にも及び、予想外の展開でしたが会場の雰囲気が和み知ってるよと言ってくださる方もいて助かりました。たくさんの拍手をいただき、会議の後には多くの人が息子と話しに来てくれました。息子は今でもその時に知り合った海外の方とラインなどでやりとりしています。
なぜこのストーリーを紹介したかというと、自閉スペクトラム症があるということは何かができない、ということではなく、みんなとは違うことができる、ということなんだ、とこの時強く思ったからです。自由に自分を表現し、「理解のある人々」の間で積極的に友人を作る。私たちが想像しないような形で友達作りをして、世界を広げていくんだなと思ったからです。
今後、一般社会においても自閉スペクトラム症についての知識や理解があることが当たり前になることを心より願いLIUBキャンペーンというブルーの啓発活動を行ってまいります。もし4月2日の前後にブルーのキャンペーンを見かけましたら是非お知り合いの方に自閉スペクトラム症(ASD)の啓発活動だと伝えていただければ幸いです。
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