【ASDのある子どもたちのエガオのために〜快適な環境づくりを考えるTIPS1(ヒント】
2020/9/7 01:06
人はASDがあると五感に何らかの違いが生じてしまいます。それゆえにどんな環境が快適に感じるのかは人によって多種多様です。小さい頃から「選ぶ」ことの楽しさを知ってもらったら、もっと生活が豊かに快適になるのではないでしょうか。
毎日のシンプルなTIPS(ちょっとした工夫)によって「選ぶ力」を育てる方法をご紹介します。
(例:何を飲みたいかを尋ねるとき)
○おやつの飲み物は「1. ココアがいいですか? 2. オレンジジュースがいいですか?」
のように二択で尋ねる。
お子様に応じて、 紙に書いたものを指差ししてもらうもよし、「ココアにします」のように口頭で答えてもらうのでも良いです。
○選べたら、「ココアだね。選べたね。」「OK」
などと笑顔で肯定しましょう。
これだけのシンプルなものです。
選択する方法は、最初は二択から始め、慣れてきたら三択に増やしてみてください。 また、選択肢はわかりやすいものが良いです。
質問に答えられることが、子どもの自信につながります。
支援者はより多くの情報を得ることができます。
コミュニケーションの練習や信頼を築くきっかけにも。
ここでは、”選ぶ”→”選んだ結果”のパターンを作ることが大事です。
【ココアを選ぶ→ココアを飲む】というパターンです(決して選択したもの以外にしないでくださいね笑)。
もちろん他の場面でもどんどん使えます。
試してみてくださいね。
NPO法人あっとオーティズム 佐伯比呂美
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