マンスリーキャンペーン終了。そして、これから。
2020/9/23 20:32

マンスリーキャンペーンへのご協力ありがとうございました。
この企画がスタートするまでは、「気合入れて頑張るぞ!」と意気込んでいたのですが、いざ始まってみると、フードバンクの立上げや、こども宅食の準備でいっぱいいっぱいになったり、途中では、宮崎に台風が直撃して大変なことになったりして、思うように動けない自分が歯がゆくなりました。
そういった色々なハプニングがありながら、なんとか2カ月間を乗り切りました。
本来は、こういった企画はある程度団体が立ち上がってからやっていくものなんだと思うのですが、今回は、団体を立ち上げると同時にこちらのキャンペーンをスタートさせ、本当に知名度もなく人も形も何もない状態からのスタートでした。
最初のころは全く無反応だったところからポツポツと助けてくれる人が増え始め、色々な物事が大きくなり始めました。
そして、2か月がたった今、この団体は本当にたくさんの方からのサポートを受けながら大きなスタートを切る事ができました。
現在、READYFORさんのコロナ対策基金の助成を受け、フードバンク拠点の家賃補助、冷蔵庫や冷蔵庫の購入が可能となりました。
いよいよ、場所も決まり本格的に準備が始まります。
寄付や配布の協力をしてくれる方も増え始めて、少しずつですがフードバンクが動き出しています。
これから、拠点のお披露目をはじめ様々な事が動き始めます。
まずは、個別への食材配布を、市内、県内に広げることを可能にするための仕組構築を行っていきます。
宮崎市内では既に、エリア限定で行っていたのですが、コロナの問題を機に市内全体に支援の対象を広げました。
今までは少人数ででてきたものが、いよいよ多くの方のご協力がいないとできなくなり始めています。
県内のこども宅食仲間達とも、情報交換をしながらどういうやり方がいいのかを話し合っています。
今後は、子ども食堂 → こども宅食(フードパントリー) → フードバンク
という流れになってくるのは避けられません。
少しずつではありますが、いい支援ができるようにしていきたいと思います。
今後も多くの子ども達にhappyを届けることができるよう、頑張っていきたいと思います。
【ありがとうございました】
2020/9/20 23:59

本日でマンスリーキャンペーンが終了致します。
たくさんのご協力を頂き、目標額を達成することができました❗
本当にありがとうございました!
今週はこども宅食です。
たくさんの食品が届くといいなあと思います!
これからも応援よろしくお願いいたします。
【応援メッセージ】日向子ども研究所 所長 三輪邦彦さん
2020/9/19 21:09

コロナ禍の中、格差と貧困は確実に広がりつつあります。
そのような中、フードバンクみやざきが設立され、活動していくことは、とても大きな意義と意味があります。
宮崎県内各地で、子どもの貧困問題を解決するために活動している、個人や団体等を励まし応援すること。
そしてなにより、子どもの貧困を具体的に、食の支援を通して、支援する活動だからです。
僕も日向市で、各種の子ども食堂、フードパントリー、子どもの居場所支援、フリースペース、高校生の小論文指導・キャリア教育支援等をしていますが、フードバンクみやざきの設立に、とても勇気をもらいました。
今後もいろんな連携をしながら、宮崎における子どもの貧困問題解決に、一歩一歩、前進できることを願っています。
◇◇◇◇◇
三輪邦彦さんは、子ども食堂のシンポジウムを機に立ちあげた「子ども未来ネットワーク」の理事長も務められています。
子どもの貧困問題は、一人の支援だけは決してできるものではなく、様々な支援者が重層的にサポートする事で、解決するものだという思いから県内全域で同じ思いの支援者達が繋がり活動を行っています。
子ども食堂について
2020/9/18 21:21

豊島区にあるNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの栗林さんより「全国で子ども食堂を広げたい」という話を頂いたのが今から4年前くらい。
当時は、子ども食堂について、知っている人は知っているし、知らない人は知らないというような状況でした。
私は宮崎において子ども食堂を知ってもらうための活動をしてきました。
そして、今があります。
県内には子ども食堂を起点として、子どもの貧困をテーマとしたネットワーク「みやざき子ども未来ネットワーク」ができ、宮崎市においては、「子ども食堂コーディネーター事業」ができました。
子ども食堂については、本当に関わる人によってここまで見え方が変わる支援なのかというくらい、社会現象化した支援です。
当時より「子ども食堂=子どもの貧困対策」というカラーが付きまとい、利用する側も支援する側もかなり悩んだ時期があったのですが、
ようやく、誰もが気軽に利用できて、しかも本当に必要な子ども達にもリーチできる支援として認知されるようになってきました。
現在はコロナウイルスの影響により、全国各地で閉鎖をする事態に陥っていますが、代わりに「こども宅食」「フードパントリー」といった、個別支援のスタイルが広がり始めています。
子ども食堂は、まだまだ可能性のある支援です。この事業を大切にしながら、更に踏み込んだ支援に繋がるような取り組みをしていきたいと思うのでした。