デモクラティックスクールASOVIVA!は、学校に行かない選択をした子ども達の学び場です。
子ども達が自らスクールを運営し、主体的に、対話的に、学びを深めています。
充実した学びの環境を整え維持し続けるために、マンスリーサポーター1,000人を目標に挑戦を始めます。
今回は第1弾として、100人を目指して募集します!
※今回のキャンペーンに登録されますと毎月のご寄付となります(マンスリー=毎月)
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※このキャンペーンは終了していますが、マンスリーサポーターは引き続き募集しています。今後はこちらよりご登録ください※
https://www.reservestock.jp/page/conclusion_menu/32646
☆ゆうちょ銀行の引き落としをご希望の方は、郵送でのお手続きが必要です。下記に住所とお名前をお知らせください。
メール info@asovivavia.org
FB https://www.facebook.com/asovivaviva
手順を解説した動画を作って頂きました!
サポーターさんが、Syncableの支援手順を分かりやすく解説して下さってます。有難うございます!
【これまでの歩み】
デモクラティックスクール(サドベリースクール)とは、「子ども達は自ら学び成長することができる」という理念の元、大人も子どもも対等な立場で民主的に運営しているオルタナティブ(代替)スクールの1つで、現在日本国内に併せて約20校ほどあります。
ASOVIVA!は、学校に行かない選択をした子ども達がいたこと、千早赤阪村とその近隣地域ででき始めていた様々な人の繋がりのコミュニティーからの賛同や応援がきっかけとなり、2017年12月に準備会が発足しました。
見学・視察・勉強会・座談会などを重ねながら準備を進め、2018年9月、当事者の保護者2名が専任スタッフとなり、大阪府南河内郡千早赤阪村の住宅街でプレオープンし、翌2019年4月に正式オープンしました。
そして2020年3月、南河内郡河南町にある敷地300坪、築100年以上の古民家にご縁を頂き、移転してきました。
ASOVIVA!は、子どもたちが持っている純度100%の力を発揮することで、自分はどう生きたいかを体験を通して探っていく「自分を生きる」学び場です。
大人からの指示ではなく、自ら好きなことに取り組むことで、その子に必要な学びが必要なタイミングで訪れる。スタッフはそれを信頼して1人1人の子どものまるごとと、対等に関わっています。
また、自分たちのことは自分たちで話し合って決める、民主的なスクール運営に参画しながら、「社会を生きる」力を身につけていきます。
現在7歳~17歳の18名の子ども達が在籍し、田舎のおばあちゃんの家のような居心地の良い場所で過ごし学んでいます。
開校当初は数名だったメンバーも、徐々に増えていく中で充実した話し合いができるようになり、主体者である子ども達自身が、自分達が過ごし学ぶ場所を創ることに真剣に取り組むようになってきました。
【子ども達の変化】
ASOVIVA!に来る子ども達の多くは、学校生活の中で様々なしんどさを感じてきた自分に問題があると思い、自分との関係性、人との関係性に自信を失っています。
ミーティングでどんな意見を言ってもいいと言われても、発言できない自分と出逢う子も多くいます。
みんなと違う自分はダメだという否定、イヤなことをイヤだと言ったら嫌われるという恐れ、本音が分からない自信のなさなどがその原因です。
それまで自分の考えを持っていると思っていたのに、「求められていること、期待されていること」を自分の考えだと勘違いしていたと話してくれた子がいます。
ミーティング中に、「私はいつも周りの人の目を気にしてしまうし、自信がなくて。」と泣きながら伝えてくれた子もいます。
それぞれのペースに違いはありますが、みんなASOVIVA!に来るうちに、次第に素直な自分を表現してくれるようになり、自信のある表情へと変化していきます。
みんなが自分の気持ちや考えを素直に伝えていることや、大人から指示をされないこと、みんなの意見がスクール運営に本当に反映されていることなどが分かってくることで、場やみんなへの安心感や信頼感が持てるようになるからです。
【次のステップへ】
ASOVIVA!は、フリースクール等の社会資源がとても少ない南河内の地域で、安心して過ごし学べる場を必要としている子ども達の選択肢の1つとして始まりました。
始めるからには安定した運営を継続していける体制作りが必要不可欠、と捉えて取り組んで来ました。やっと行き場所を見つけた子ども達に、また行き場所を失う経験をしてほしくないからです。
そのため、開校と同時期に特定非営利活動法人格を取得し、2021年春には認定特定非営利活動法人の申請をします。認定が取れると、寄付者は寄付金控除が受けられるようになります。
認定を受けるためには、多くの方から応援されていることが必要であり、毎年継続して100名以上の方から3,000円以上の寄付を受けていることが要件にあります。
おかげ様で、1年目、2年目共に100名を越える方からご支援を頂くことができました。
小さな間借りから始まったASOVIVA!ですが、2年目の現在、理想的な環境である古民家への移転、利用する子どもの数の増加、多くの方に賛助会員になって頂けているなど、少しずつですが着実に、子ども達にとって充実した環境が整ってきていると感じています。
そしてここからまた、次のステップへと目標を持って進んで行きたいと思っています。
【不登校の現状】
不登校の児童生徒数は毎年増え続けており、小中学生で16万人以上、高校生で5万人以上もいるそうです。
さらに、他に選択肢がない、不登校が認めてもらえないなどの理由で、しんどさを抱えながらも学校に通い続けている子ども達の数も含めると、その数は数十万人に上るとも言われています。
不登校になっている子ども達のうち、民間のフリースクール等に通っているのはわずか2~3%です。
主体的にホームスクーリングという学び方を選択している子ども達も増えていますが、行き場を必要としているのにどこにも行けていない子ども達が、日本国内に多数存在しているという事実があります。
学校以外の居場所・学び場を必要としているのにどこにも行けていない理由は、
①経済的な理由
②通える範囲にない
③心理的な理由
の3つが大きいと考えられます。
民間のフリースクールには公的資金による補助がなく、個人負担額の平均額は3万3千円と言われています。学校の代わりに違う学び場に行きたくても、選択肢に入れられない家庭もあります。
公立小学校の個人負担額は、全国平均は1か月約5,000円、公立中学校では約1万1,000円です。
民間の場合は、遠足などの行事も全て実費です。施設などの利用に学校割引は適用されず、一般価格でしか利用できません。
スクールの運営費、子ども達の体験や学びの活動費の全てが個人負担となっています。
どの子にも教育を受ける権利があるはずのこの国で、誰もが通えるはずの公教育にしんどさを感じて通えなくなった子どもたちは、自己責任・自己負担を強いられているのです。
【ASOVIVA!が描くヴィジョン】
私達は、どの子にも安心して自分を丸ごと認め受け入れられる体験をしてほしいと願っています。
自分は愛されている。自分のままでいいんだ。
そう感じられる居場所があることが、自分への自信や信頼感を育てると考えています。
どんな学びも、その土台があってこそ積み上げていけるものであり、その場にいるだけで命のエネルギーを削るような環境では、健全な育ちや学びは得られないのではないでしょうか。
「お互いの自由を尊重し合える場を、自分たちの手で創り続ける。」
言葉では簡単ですが、そんなに簡単にできることではありません。子ども期にその実践をとことんできる場がデモクラティックスクールの良さです。
また、時間をどう使うか。何をして何をしないか。自分のことを全て自分で決める。思う存分自分と向き合うことができるのも、このスクールの魅力です。
自由な学びとは、ただ好き放題することではなく、自分も人も対等に尊重し、選択の結果を引き受ける責任を学んでいくことだと思います。
私達は、
①ASOVIVA!の環境を充実させ続け、必要な子が必要な時期にいつでも活用できること。
②公教育と同程度まで個人負担を下げていくこと。
そのために、1,000人から応援される団体となることを長期的な目標に掲げました。
毎月500円の支援をしてくれるサポーターが1,000人集まると、定員30名の子ども達が全員、月額5,000円でASOVIVA!に来ることができます。
この目標を達成し、1つの事例となりたい。
フリースクールは儲かるどころか、運営の維持も難しく、なかなか増えていきません。必要とする子どもたちは増えているのに、受け皿がまだまだ少ないのが現状です。
学校以外の学び方を選んでいい。しんどくなってボロボロになる前に、笑顔でいられるうちに選んでいい。そして、子ども達が自分の足で通える範囲に、他の選択肢がある。そんな社会を創りたいのです。
1.000人が1つの応援団となって1つのフリースクールを創れるなら、多くの地域で実現できると思いませんか?
私達の挑戦は、ASOVIVA!の環境充実・運営維持の実現と、そのモデルを通して新しい社会を創る試みです。
次代を担う子ども達が、安心して持って生まれた種を育て実らせていけるよう、ぜひ応援をお願いいたします。
【代表理事メッセージ】
ここまで読んで下さってありがとうございます!!
私は、NPO法人ASOVIVAの代表理事であり、デモクラティックスクールASOVIVA!のメンバーでもあります。
メンバーの私は、とにかくASOVIVA!が大好きです。
小学校5年生、11歳のときに学校に通わない選択をして、これまで沢山自分自身と対話し、愛することを思い出しながら過ごしてきました。
そして今17歳になり、自分自身を無条件に愛することができてこそ他者を無条件に愛する事ができるようになるのだと感じています。
なぜASOVIVA!が大好きなのか自分に問うと、
【本当の自分を感じ、愛し、他者と健全な関係を育みながら生きることができるから】
これが1番に思い浮かびます。
私は、1人で生きて行きたくありません。
色んな人と出会い、喜びを分かち合い、認めあい、意見を出しあい、何かを共に作り上げながら生きていきたい。
そのためには
【本当の自分を感じ、愛し、他者と健全な関係を育みながら生きることができる】場に居られることが大前提で必要だと思います。
【安心できる場で過ごし好きなことを学ぶ】
そのなかで自分を知っていくからこそどう生きてくのかを描き、選択し決定する事ができ、自立へと向かうことが出来るのだとおもいます。
そしてスクールのみならず、年齢、個性関係なく安心して過ごせる世界を作りたい。
世界や社会を変えたいのではありません。
既存の世界、社会が合わないとき笑顔で楽に選択できるように、新しい世界、社会を創っていきたいと思っています。
ASOVIVA!を存続、継続、発展させてゆくためにお力添えよろしくお願い致します。
長村知愛(写真左)
【これからの活動ビジョン】
子ども期はあっという間に過ぎていきます。ASOVIVA!の対象年齢は4歳~18歳です。(通信制高校のサポート校であるASOVIVA!高等部に入っている人は卒業する20歳頃まで在籍できます。)
その後の彼らが活躍できる場も、みんなの手で創っていきたいと思っています。
「社会は出ていくものではなく、自分たちの周りに創るもの。」
ASOVIVA!に来ている素晴らしい子ども達が、成人後もASOVIVA!を活用したり、応援したりしながら社会を創っていけるように、「学校に行っていない子ども達だけ」の場所ではなく、子どもから大人まで、様々な人が関わり合って共に生きていく場として共有していけるような、開かれた場を創って行きます。
サポーターの皆さんも、ASOVIVA!を通して繋がりを広げて頂けるようにと願っています。
【寄付金の使途】
第1弾での目標はマンスリーサポーター100人です。
子ども達の活動費は、毎月の学費から一定金額を集めて「子ども費」とし、ミーティングで使い方を相談しながら使っています。
月によって変動がありますが、ここ最近は全員で1か月2万円程度です。
開校当初は5,000円程度だった頃に比べれば増えていますが、人数も増えているため、何か1つ行事を考えるのもみんな遠慮がちになっています。
「予算を気にしなくていいなら、どんなことがしたい?」
とみんなに聞いてみたら、次々にやりたいことが出て来て、わくわくしてみんなで楽しくなりました。
環境が整い、安心して過ごせる場を創れた今、この環境の維持と、豊かな体験・学びの機会の充実へと
マンスリーサポートで頂くご支援から、毎月一定の割合で子ども費の一部に充てさせて頂きます。その割合は、キャンペーン終了後、9月に開催されるスクール総会にて子ども達と一緒に話し合って決める予定です。
残りは、運営費に充てさせて頂きます。
どうぞよろしくお願いいたします。