「希望の光...」~バングラデシュのBDP小学校の生徒の作文から
2020/7/3 20:51
私は町の人々がこんなにも絶望しているのを今までに見たことがありません。どこを見渡してもお互いを恐れています。まるで私たちはホラーストーリーの中に住んでいる、もしくは起きたくても何かの理由で体が麻痺していて起きることのできない夢を見ているようです。私は、人々が苦しんでいても全能の神様が私たちを助けてくださらないということは信じていません。でも今回ばかりは、通り抜けたら明るいはずの苦しみのトンネルの先が薄暗いのです。新型コロナウイルスのパンデミックによって貧しい人や取り残されている人々の状況は、仕事の縮小でますます悪化し、妥当な価格で取り扱われるている食品はもはやありません。
私の父はいくつかの水田をもつ小さい農家です。収穫に行こうと思っても、移動の制限があり、この3ヶ月間父はロックダウンのため仕事に行けませんでした。私たちの家族は恐ろしい経済危機に直面しています。食事が少ない日もあれば、食べられない日もあります。学校も長い間休校になりとても悲しいです。勉強はできないし、友達とも遊ぶことができません。いつも不安で恐ろしいです。
そんな中、学校に行き素敵な贈り物(マスクと石鹸)をもらえたことがとても嬉しかったです。学校の友達にも再会することができました。この素敵な贈り物のおかげで、私は健康に生きられると思います。私は近所の家に行くときにも、もらったマスクをつけています。贈り物をくれた思いやりのある方々に感謝しています。BDPの生徒である私の兄弟も同じく贈り物をいただきました。
私の母(Shahnaz Begum)はいつも、夢を諦めないでと言います。だから、私は将来学校の先生になって子ども達を助けたり勉強を教えたりしたいです。私は世界の子ども達が私のように夢を持ち、全能の神様のお恵みがあることを祈っています。また、私たちみんなで新型コロナウイルスの状況に堪え、乗り越え、1日でも早く学校に出席できる日々が戻ってくるように祈っています。
ダッカ・ボクシガンジ地区 Surjanagar BDP小学校
Mithila Aktherさん(11歳、小学5年生)
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