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コロナ禍後も誰一人教育から取り残さないために~バングラデシュのノンフォーマル小学校と職業訓練校を支援するマンスリーサポーターを大募集!

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バングラデシュの子どもたちは今~ダッカ・バリサール地区Satshimulia BDP小学校、KONA HALDERさん(10歳、小学5年生)

2020/6/29 12:44

バングラデシュの子どもたちは今~ダッカ・バリサール地区Satshimulia BDP小学校、KONA HALDERさん(10歳、小学5年生) Main Visual

世界に広がるCOVID-19のパンデミックがどう子どもたちの生活に影響しているかについて、子どもたちが作文を書いてくれました。

「チリン、チリン」

「チリン…チリン…チリン…優しい人…道を開けてください…道を開けてください…。」

毎日早朝に聞こえてくる音。私のお父さんは雇い主から頼まれて午前5時から7時の間、村の野菜市場とお店を行き来している。私は、朝早く起きてお父さんが家を出るのと一緒にバンに乗って行けることを楽しみにしている。

こんにちは。私は、Satshimuliah BDP小学校に通っているKONA HALDER。ロックダウンが始まってからは移動するにも許可が必要となり、現地の役人たちは職業と移動する理由の説明を要求してくる。お父さんはバンで村の端から端までを周り、村の人々を送迎するのが仕事だ。時には、ピクニックや国道のバススタンドにまで荷物を持った人々を迎えにいったりしていた。

 新型コロナウイルスの感染が拡大してから、村で外に出ている人を一人も見かけないし、交通手段としてバンを要求する人もいない。私の家族は、お父さん、お母さん、弟、叔母さん、私の5人家族だ。お母さんは主婦で、時間があれば、使い古したサリーでカタ(KATHA)というブランケットを編んでいる。特に雨季やモンスーンの季節は、これに包まれながら眠ると暖かくて快適なのだ。でも最近はロックダウンが始まり、いつ規制がなくなるかわからないし、ソーシャルディスタンスも気にしなくてはならないから、お母さんは作っていない。お父さんの仕事のバン送迎サービスは利用する人が少なくなり、朝しか働けない。母のカタによる追加のお給料もなく、家族は新型コロナウイルスによって影響を受けている。食事のメニューも変わり、卵と魚から野菜だけの生活になった。じゃがいもがなければ、玉ねぎもない。少量の油しか使えなくて1日2食だけの生活。お父さんの稼ぎだけで家族が生活するために、食費を節約しなくてはいけない。だから今は、朝食を午前10時に、昼食兼夕食は午後4時から5時に食べて、8時から9時の間には寝るようにしている。神様に「新型コロナウイルスによって崩された私たちの生活が、1日でも早く終わりますように」とお祈りしている。私は学校に早く行きたい。そんなある日、お父さんが仕事から帰ってきた時、ある1人の先生にサプライズがあるので学校に来てくださいと言われたとお父さんから伝えられ、驚いた。学校に行くと友達と再会できた。また、新型コロナウイルスにかからないようにBDPスクールからマスクと石鹸が配られた。今までは手作りマスクを使っていたけど、このマスクをもらってからは、お父さんと仕事に行くのに自信を持って外に出られる。

  以前は放課後に小さい子ども達と外で遊んだり、帰り道にわざと雨の中びしょ濡れになって遊んだりしていた。けれども、最近は外に出ることさえも親に許してもらえない。早くお茶を飲みながら友達とお話をしていた日に戻りたい。チリン… チリン… と鳴るバンと人力車が人を送迎する村。たまに新婚のカップルとその親戚が連続して3つのバンに乗っているのも見たりした。 でも最近は全てが思い出だ。私は普通の生活に戻ることができるようお祈りしています。神様の慈しみと優しさに感謝します。


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