環境と銀山
2020/6/6 12:05
昨日6月5日は「世界環境デー」でした。これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めました。
環境といえば、「石見銀山遺跡とその文化的景観」が世界遺産登録となった時の評価でもあります。
世界遺産委員会では石見銀山が環境を大切にしていた鉱山であるという点が評価されました。自然を壊すことなく、自然と人とが上手く共生したということです。映画「もののけ姫」を彷彿とします。
上記のことから、銀山では観光についてパークアンドライドといった環境負荷の少ない観光モデルへの取り組みが行われています。現在は石見銀山資料館から龍源寺間歩までの約4㎞の道を馬車型電気自動車(グリーンスローモビリティ)がゆっくりと観光客を乗せながら行き来をしています。
このグリーンスローモビリティの走行路は大森町の住民が生活に使う道を通行もしますので、そこに住む地域住民の理解も必要となってきます。その他にもやレンタサイクルをして、町民一同なるべく自然や景観を壊さぬように石見銀山を守っています。
今回のコロナショックで、大森地区を歩く観光客はいなくなりましたが、緊急事態宣言解除後、少しずつですが町を歩く観光客が増えています。
石見銀山資料館にも来館いただき、活気を取り戻してきました。
地域住民とともに作り上げている大森町。
その大森にある石見銀山資料館。存続を維持するべく今日もお客様との対話を大切にしながら職員一同元気に勤めています。
追伸
昨日は当Facebookでのシェア祭りでした。束の間でしたが、多くの皆さんと触れあうことができ、嬉しかったです。ご参加ありがとうございました。
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