寄付金は支援者と石見銀山資料館との契約書
2020/7/12 21:07
42日間に及んだsyncableキャンペーン『#コロナ危機 世界遺産での「学びのバリアフリー」を実現するために運営支援を!』もまもなく終了となります。
新型コロナウイルスの感染拡大という非常事態に対し、休館を余儀なくされた資料館。無収入となり途方に暮れたとき、syncableのHさんから「ご無沙汰しております。新型コロナが猛威を奮っておりましたが館への影響は大丈夫ですか💦」というメッセージが届きました。
彼は当法人がsyncableに団体登録したときの担当者です。大分県別府市の大学に通う大学生で、インターンシップでsyncableの仕事をしているとのことでした。私も学生時代に同市に居たことから別府の話で盛り上がりました。そんな彼からの突然のメッセージでした。
早速、クラウドファンディングに関する資料がメールで届き、後日zoom を使っての説明となりました。職員の井野と相談し、難局を打開するには「やるしかない!」と、覚悟を決めました。
もちろん、クラウドファンドなどは初めての経験。アタックリスト、ステークホルダーピラミッドなど聴き慣れない横文字が並び、時に息子くらいのHさんにせっつかされることもありました。10日たらずで準備を進め、6月1日の当日を迎えました。
目標金額の100万円は、正直天文学的な数字だと思いました。「40万円くらい集まれば」と、弱気でしたが、わずか12日間という短期間で目標金額100万円を達成いたしました。さらにセカンドゴールの150万円も39日目で到達することができました。本当に感謝しかありません。
私たちは寄付金を支援者の皆様と石見銀山資料館との契約書だと考えています。契約内容はもちろん石見銀山資料館の存続と「学びのバリアフリー」の実現です。契約を履行するためにこれまで以上に頑張ってまいります。
この度のクラウドファンディングにより地域住民が作った石見銀山資料館は、日本中の方々によって支えられた資料館となりました。今後は石見銀山という地域にこだわりつつ、全国を視野に向けた活動を行なっていきたいと思います。引き続き、ご支援いただければ幸いです。
最後になりましたが、42日間走り続けることができたのはひとえにスタッフのお陰です。コロナ禍で日々不安のなか資料館の存続のため献身的に頑張ってくれました。多くの皆様に支えられたこと、そして最高のスタッフに恵まれたことが、この度のクラウドファンディングの成功につながったものと思います。
明日からの社会のためになる活動を続けていきたいと思います。末長く、お付き合いいただければ幸いと存じます。
本当にありがとうございました。
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