11月12日、災害救助犬「楽(たの)」が7歳の誕生日を迎えます。
諦めず、粘り強く捜索することが得意な楽。
これまでハンドラーとともに訓練を重ね、災害救助犬として一歩ずつ経験を積み重ねてきました。
上手くいった日もあれば、思うようにいかず悩んだ日もあります。
それでも楽と一緒に、一歩ずつ前に進んできました。
そして、その歩みを支えてくださったのが、いつも応援してくださる皆さまです。
今年の誕生日も、楽へ贈られる「おめでとう」の気持ちを、日々訓練に励む災害救助犬たちがこれからも歩みを続けるための力に変えていただけませんか?
Story
■私たちの活動

1995年の設立以来、私たち日本レスキュー協会は、「犬と共に社会に貢献する」という理念のもと、災害時、倒壊した家屋や土砂などの下敷きになり行方不明になった方を捜す「災害救助犬」や、災害で被災された方や障がいのある方、高齢者の方や闘病中の方の様々な痛みや不安を軽減する「セラピードッグ」の育成と派遣、殺処分となってしまう犬の保護・譲渡する活動や、ペット防災等の啓発活動等も行ってまいりました。
今回は、災害救助犬たちの遠征訓練費や食費・医療費といった災害救助犬を育成する上で必要な育成費の寄付を募集いたします。
これまでの出動実績

主な出動例 (国内外39ヶ所)
平成23年3月11日 東日本大震災
平成26年8月20日 広島豪雨災害
平成27年4月25日 ネパール大地震
平成28年4月15日 熊本地震
平成30年7月9日 平成30年7月豪雨災害
令和3年7月4日 静岡県熱海市伊豆山土石流災害
令和6年1月1日 石川県能登半島地震
令和6年9月22日 石川県能登半島豪雨災害
令和8年7月28日 熊本地震
など(一部抜粋)
災害はいつどこで起こるか分かりません。
もしもの時に備え、日々育成を続けています。
■いつ起こるか分からない災害に備えて
犬の嗅覚は、人の1000万倍以上優れていると言われ、災害救助犬は、地震や豪雨などによって倒壊した家屋や土砂の中から、行方不明となった方の人のにおいを頼りに捜索します。
(写真:令和8年熊本地震で捜索活動を行う楽)
災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。
一刻を争う有事の際には行方不明者の場所の特定が欠かせません。
災害救助犬は、被災し救助を待たれている方を1人でも多く救う為、人命捜索の1つの手段として大きな役割を担っています。
災害時、残された家族にとって災害救助犬が最後の頼みの綱であるケースはよくあります。
生き埋めになった犠牲者は、例え見つかったとしても残念ながらお亡くなりになられていることが多くありますが、それでも遺族にとっては非常に重要なことです。
だからこそ、必要とされるその時に力を発揮できるよう、災害救助犬とハンドラーは日々訓練を重ねています。
■一つひとつの想いが、私たちの力に

(写真:足場のトレーニングをする生後3か月頃の楽)
災害救助犬の活動は、救助犬とハンドラーだけで続けられるものではありません。
日々の訓練や健康管理、遠征訓練、そして災害が発生した際に現場へ向かうための準備。
その一つひとつを、これまで多くの皆さまに支えていただきました。
「頑張ってね」
「応援しているよ」
「いつもありがとう」
イベントやSNSなどを通していただく一つひとつの言葉に、私たちは何度も励まされ力をもらってきました。
壁にぶつかり立ち止まりそうになった時。
災害現場で活動を行っている時。
さまざまな場面で皆さまから寄せられる温かい想いが「頑張ろう!」と前を向く力になっています。
皆さまからいただいた想いを胸に、災害救助犬たちと一歩ずつ前に進んでまいります。
■楽と歩んできた日々
【楽プロフィール】

・名前:楽(たの)
・犬種:ジャーマンシェパードドッグ
・性別:♀
・生年月日:2019年11月12日
・好きなもの:ボール、お肉
・性格:明るく元気、慎重派、ちょっとドジなとこも・・・。
ここからは、楽の担当ハンドラーとしてこれまで一緒に歩んできた日々について少しお話させてください。
出会って7年。
楽は私がハンドラーとして初めて育成を担当した子です。
何もかもが初めてで、楽と向き合いながら試行錯誤を重ねてきました。

(写真:服従訓練をする楽(当時1歳))
楽との訓練は、決して順調なことばかりではありませんでした。
幼い頃はなかなか大きな声で吠えることができなかったり、指示を聞いてもらえなかったり、「どうすれば楽の力をもっと引き出せるのか。」と私自身が悩んだりすることも沢山ありました。
それでも、目の前のことに真っ直ぐ向き合い、決して諦めない楽の姿に、ハンドラーである私の方が背中を押されたこともあります。
「もう一度やってみよう。」
そう思いながら楽と挑戦を繰り返し、できることが増えるたび一緒に喜んできました。
楽を災害救助犬として育てることから始まったはずが、振り返れば、楽に教えてもらったこと、楽と一緒だったからこそ成長できたことがたくさんあります。

楽とともに積み重ねてきた日々が、今の楽と私につながっています。
そして、楽と私だけでここまで歩んできたわけではありません。
楽の成長を一緒に喜び、活動を見守り、応援してくださる皆さまの存在があったからこそ、今日まで歩みを重ねることができました。
楽が歩んできた道を、その先の未来へ。
7歳になっても、まだまだ楽と経験したいこと、挑戦したいことが沢山あります。
これからも楽と私らしく、一歩ずつ。
必要とされるその時に力を発揮できるよう、これからも一緒に歩んでいきます。
皆さまの応援が、災害救助犬たちの力になります
災害救助犬を育成し、活動を続けていくためには、日々様々な費用が必要です。
皆さまからいただいたご寄付は、災害救助犬・訓練犬たちの食費や医療費、訓練に必要な備品、遠征訓練費、災害現場へ向かう為の活動費などに大切に使わせていただきます。
皆さまから託していただく一つひとつの想いが、救助犬たちを支え、次の一歩を踏み出すための力になります。
その積み重ねが、いつか必要とされるその時の「力」につながるように。
私たちにとって救助犬たちは、仲間であると同時に、ともに挑み、時には背中を押し支え合う頼もしい存在です。
これからも互いを信じ、活動を続けてまいります。



