NPO法人青少年の自立を支える奈良の会は、親や家族を頼ることが難しい若者たちと、ホームで暮らしている間だけでなく、退居したあともつながり続ける活動をしています。
2026年で活動16年目を迎え、これまで自立援助ホーム「あらんの家」「ミモザの家」で、合わせて102名の若者を受け入れてきました。そして令和7年度からは、奈良市から委託を受けた社会的養護自立支援拠点事業「とらいあんぐる」も加わり、現在は3つの事業所を通して、若者たちと関わっています。
18歳になったからといって、急にひとりで生きていけるようになるわけではありません。
仕事、住まい、お金、人間関係。暮らしていく中では、さまざまな壁にぶつかります。特に、困った時に親や家族を頼ることが難しい若者にとって、
「困った時は、一緒に考えてくれる」
「何もなくても、いつでも帰ってこられる」
そう思える大人や居場所があることは、大きな安心につながります。
一方で、日々の相談や訪問・同行、食料や日用品を届けること、「おせっかいBOX」、ふらっと立ち寄れる居場所を開けておくことなど、一人ひとりの状況に合わせた関わりのすべてを、公的な制度だけでまかなうことはできません。
そこで今回、今ある居場所とつながりをこれからもなくさないために、クラウドファンディングに挑戦します。
開催期間
2026年9月15日〜10月15日
目標金額
100万円
ご寄付の主な使い道
いただいたご寄付は、用途を一つに限定せず、若者たちとの関わりを続けていくための活動全体に大切に活用します。
・自立援助ホーム「あらんの家」「ミモザの家」の生活環境整備
・「とらいあんぐる」の居場所運営
・ステップハウスの維持・運営
・退居した若者へ届ける「おせっかいBOX」などの生活面での関わり
・相談、訪問、同行
・就学・就労・住まいについて一緒に考えるための費用
・妊娠・出産・子育てに関する関わり
・誕生日や季節の行事など、つながりを育む活動
・その他、若者との関わりを継続するために必要な費用
今回のクラウドファンディングは、新しい施設や事業をつくるためのものではありません。
今ある居場所と、今あるつながりを、これからもなくさないための挑戦です。
若者たちが自分の人生を歩いていく途中で、困った時にも、何もない時にも、帰ってこられる居場所をこれからも残していくために。
ぜひ、力を貸してください。
Story
自立は、ひとりで生きることじゃない。帰ってこられる居場所を、これからも。
「困った時は一緒に考えてくれる」
そう思える大人や居場所がある社会へ。
18歳になると、法律上は成人です。
それまで誰かに支えてもらっていた若者も、「もう大人だから」「自分のことは自分で」と、自立を求められる場面が増えていきます。
でも、18歳になったからといって、急にひとりで生きていけるようになるわけではありません。
仕事を探すこと。
家を借りること。
お金を管理すること。
人間関係に悩むこと。
困ったときに誰かに相談すること。
どれも、経験しながら少しずつ身につけていくものです。
まして、親や家族を頼ることが難しい若者にとっては、その「少しずつ」を一緒に経験し、困ったときに相談できる大人や居場所が必要です。
私たちが考える自立は、「ひとりで何でもできるようになること」ではありません。
困ったときに誰かに相談する。
必要な人や居場所につながる。
いろいろな人を頼りながら、自分の人生を自分で選んでいく。
それも、大切な「自立」だと私たちは考えています。

16年間、若者たちと歩いてきました
NPO法人青少年の自立を支える奈良の会は、2026年で16年目を迎えました。
現在、私たちは、
・自立援助ホーム「あらんの家」
・自立援助ホーム「ミモザの家」
・奈良市社会的養護自立支援拠点事業「とらいあんぐる」
の3つの居場所を通して、若者たちと関わっています。
2026年4月1日現在、「あらんの家」では68名、「ミモザの家」では34名。合わせて102名の若者たちが、私たちのホームで暮らしてきました。
そして、ホームを出ても、「退居したら終わり」ではありません。
令和7年度には、ホームを退居した70名の若者と、相談や訪問、同行などを通じて1,328件の関わりがありました。
「とらいあんぐる」でも111名の若者とつながり、相談、来訪、訪問、同行、電話、メール、食事、物資のお渡し、関係機関との連携など、1,836件の関わりがありました。
数字だけを見ると、たくさんのことをしているように見えるかもしれません。
けれど、その一つひとつは、とても日常的なものです。
一緒にご飯を食べる。
LINEで話を聞く。
役所や病院へ一緒に行く。
仕事や家を探す。
お米や生活用品を届ける。
そして、ときには、ただ「なんとなく」立ち寄ってくれた若者と話をする。
私たちが大切にしているのは、そんな日々の積み重ねです。

ホームを出ても、「退居したら終わり」ではありません
ホームにいる間は、職員が生活をともにしています。
でも、ホームを出れば、職員は隣にいません。
私たちが関わっている若者の中には、子どもの頃から虐待や家庭での困難を経験していたり、親や家族を頼ることが難しい状況にあったりする若者もいます。
そのため、ホームを退居したからといって、すぐに「自分で何とかできる」状態になるわけではありません。
幼い頃からの経験によって、安心して人を頼る感覚を持ちにくかったり、本当は誰かに相談したくても、「助けて」と言うこと自体が難しかったりすることがあります。
住まいやスマホの契約、奨学金など、保証人が必要になる場面でつまずくこともあります。
また、子どもの頃に経験した傷や生きづらさが、必ずしも10代のうちに表れるとは限りません。
20代、30代になり、仕事や人間関係、結婚、妊娠・出産、子育てなどをきっかけに、改めて苦しさが表れることもあります。
だからこそ、私たちは「退居してからがスタート」だと考えています。
LINEで相談を受ける。
一緒に役所へ行く。
病院に同行する。
仕事や家を探す。
年齢を重ねれば、相談内容も変わっていきます。
結婚や妊娠・出産、子育てについて一緒に考えたり、ベビー用品などを届けたりすることもあります。
赤ちゃんやパートナーを連れて、久しぶりに顔を見せに来てくれる若者もいます。
かつて自分が帰ってきた居場所へ、今度は大切な人と一緒に帰ってくる。
そんな姿を見ると、この居場所があり続ける意味を改めて感じます。
私たちが目指しているのは、何でも先回りしてやってあげることではありません。
しんどいときには、まず受け止める。
必要なときには、一緒に考える。
本人が「やってみよう」と思ったときには、背中を押す。
そして、何かあったときだけではなく、
「何もなくても、いつでも帰っておいで」
と伝えています。
安心できる大人や居場所があるからこそ、自分で外の世界へ出ていき、挑戦できる。
うまくいかなかったときには、また戻ってくることができる。
私たちは、そんな「安心の基地」のような存在でありたいと思っています。

「お米、多めに送って」から、また話が始まる
ホームを退居し、一人暮らしをしている若者たちへ、私たちは定期的に「おせっかいBOX」の案内を送っています。
お米や食品、日用品などを詰めた、仕送りのようなBOXです。
一人ひとりに連絡をして、希望した若者へ届けています。
いつもはLINEを既読無視している若者から、
「欲しい」
と返事が来ることがあります。
あるいは突然、
「お米、多めに送って」
とLINEが来ることもあります。
そこから話してみると、
「仕事を失った」
「引っ越した」
「生活が苦しい」
「赤ちゃんが生まれた」
そんな今の暮らしが見えてくることがあります。
おせっかいBOXは、物資を届けることだけが目的ではありません。
おせっかいBOXをきっかけに連絡を取り、
「まだつながっている」
ことを、お互いに確認する時間でもあります。

自分でやってみる。
挑戦してみる。
ときには、うまくいかないこともある。
それでも、
「困った時は一緒に考えてくれる」
そう思える大人や居場所がある。
私たちが大切にしたいのは、何でも代わりに解決することではなく、若者自身が自分で考え、選び、歩いていくその途中で、必要なときに一緒に考えられる関係です。
そんな安心があるからこそ、もう一度「やってみよう」と思えることもあるのではないかと考えています。
私たちが守りたいのは、「地味な継続」です
「あらんの家」「ミモザの家」「とらいあんぐる」。
一見すると、それぞれ別の居場所に見えるかもしれません。
でも、私たちにとってはすべてつながっています。
ホームで安心して暮らす。
大人を頼る経験をする。
少しずつ、自分で選ぶ。
ホームを出て、社会の中で挑戦する。
困ったら、また誰かに相談する。
必要な人や居場所につながる。
ホームで「人を頼ってもいい」と知ることと、ホームを出たあとに「また相談してもいい」と思えること。
この二つは、別々のものではありません。
そして、そのために必要なのが、関わりを途切れさせないことです。
一つひとつの活動は、決して派手ではありません。
それでも私たちは、この「地味な継続」を大切にしています。
「ここはいつ来ても大丈夫」
「何もなくても帰ってきていい」
「自分のことを気にかけている人がいる」
そう思える居場所を、変わらず残しておくこと。
それが、若者が安心して次の一歩を踏み出すための土台になると考えています。

今回は、「つくる」ためではなく、「なくさない」ための挑戦です
公的な制度によって支えられる部分も増えてきました。
一方で、若者たちの日々の生活すべてを、制度だけで支えることはできません。
「ちょっと話を聞いてほしい」
「今日、ご飯を食べたい」
「仕事を辞めた」
「家を探したい」
「赤ちゃんが生まれた」
そんな日常の困りごとに、その時々で応えていくためには、柔軟に使うことのできる自主財源が必要です。
そこで今回、私たちは100万円を目標にクラウドファンディングに挑戦します。
いただいたご寄付は、使途を一つだけに限定せず、「あらんの家」「ミモザの家」「とらいあんぐる」を含め、若者とのつながりを続けるための活動全体に大切に活用させていただきます。
具体的には、
・自立援助ホームの生活環境を整えるため
・ステップハウスや「とらいあんぐる」という居場所を続けていくため
・退居した若者へ「おせっかいBOX」などを届け、つながり続けるため
・相談、訪問、同行、就学・就労・住まい、妊娠・出産・子育てなど、その時々の困りごとを一緒に考えるため
・季節の行事や誕生日など、人とのつながりを育む時間をつくるため
など、その時々に必要なことへ活用します。
今回のクラウドファンディングは、何か特別な新しいものをつくるための挑戦ではありません。
今ある居場所と、今あるつながりを、これからもなくさないための挑戦です。

ご寄付でできること
1,000円|若者の「今日」を支える応援
食事や食品、日用品など、そのときに必要な暮らしのために活用します。
小さな応援の積み重ねが、若者の「今日」を支える力になります。
5,000円|「おせっかいBOX」1人分
お米や食品、日用品などを詰めた「おせっかいBOX」1人分の目安です。
食料や生活用品と一緒に、
「あなたのことを、まだ気にかけているよ」
という気持ちも届けます。

10,000円|若者とのつながりを育む時間を充実させる応援
季節の行事や誕生日、交流の時間など、若者たちが一緒に過ごし、自然に人とつながれる時間を大切にしています。
法人として行事を行うための予算はありますが、ご寄付があることで、内容を充実させたり、若者たちの「やってみたい」を取り入れたりすることができます。
一緒にご飯を食べたこと。
みんなで笑ったこと。
季節の行事を一緒に楽しんだこと。
そんな何気ない時間も、ホームを出たあとに「あそこに帰ってもいいんだ」と思い出すきっかけの一つになります。
若者とのつながりや、心に残る時間を育てるために活用します。
30,000円|「帰ってこられる居場所」を支える応援
自立援助ホームの生活環境を整えることやステップハウスの維持、ホームを退居した若者との関わりなど、若者が必要なときにつながれる居場所を続けるために活用します。
何かあったときだけではなく、
「何もなくても、いつでも帰っておいで」
と言える居場所を、これからも残していくための応援です。
40,000円|ステップハウス1室・約1か月分
ホームを出たあと、いきなり完全な一人暮らしを始めることに不安を感じる若者もいます。
そんな若者が、一人暮らしに向けた生活を経験しながら、必要なときには職員と一緒に考えることができる居場所が「ステップハウス」です。
40,000円は、ステップハウス1室の家賃約1か月分の目安です。
「いきなり一人」ではなく、安心できる環境の中で一人暮らしへの一歩を踏み出す。
そのための居場所を、これからも残していきたいと思っています。
帰ってこられる居場所があるから、もう一度挑戦できる
私たちは、若者たちに「失敗しない人生」を約束することはできません。
仕事を辞めることもある。
人間関係で傷つくこともある。
お金に困ることもある。
子育てに疲れることもある。
でも、
「うまくいかなかったら、また帰ってもいい」
と思える居場所があれば、もう一度挑戦できるかもしれません。
「困ったら、一緒に考えてくれる人がいる」
と思えれば、一人で抱え込まずに済むかもしれません。
人生を歩くのは、その人自身です。
私たちにできるのは、その途中で、
「ちょっと休んでいかない?」
「一緒に考えようか?」
「困ったら連絡して」
「何もなくても、いつでも帰っておいで」
と言える居場所であり続けることです。

帰ってこられる居場所を。
頼れる人がいるという経験を。
もう一度挑戦できる安心を。
そうした安心を、これからも若者たちのそばに残していくために、続けていきたいと思っています。
16年間、たくさんの方に支えていただきながら、ここまで歩いてくることができました。
これからも、派手ではなくても、一歩ずつ。
若者たちが「帰ってきてもいい」と思える居場所を守っていきます。
自立は、ひとりで生きることじゃない。
そう言える社会を、一緒につくっていただけたら嬉しいです。
ぜひ、力を貸してください。
そしてこれからも、一緒に「おせっかい」を続けていただけたら嬉しいです。

「おせっかいBOX」1人分
¥5,000
お米や食品、日用品などを詰めた「おせっかいBOX」1人分の目安です。
食料や生活用品と一緒に、
「あなたのことを、まだ気にかけているよ」
という気持ちも届けます。

若者とのつながりを育む時間を充実させる応援
¥10,000
季節の行事や誕生日、交流の時間など、若者たちが一緒に過ごし、自然に人とつながれる時間を大切にしています。
法人として行事を行うための予算はありますが、ご寄付があることで、内容を充実させたり、若者たちの「やってみたい」を取り入れたりすることができます。
一緒にご飯を食べたこと。
みんなで笑ったこと。
季節の行事を一緒に楽しんだこと。
そんな何気ない時間も、ホームを出たあとに「あそこに帰ってもいいんだ」と思い出すきっかけの一つになります。
若者とのつながりや、心に残る時間を育てるために活用します。

「帰ってこられる居場所」を支える応援
¥30,000
自立援助ホームの生活環境を整えることやステップハウスの維持、ホームを退居した若者との関わりなど、若者が必要なときにつながれる居場所を続けるために活用します。
何かあったときだけではなく、
「何もなくても、いつでも帰っておいで」
と言える居場所を、これからも残していくための応援です。

ステップハウス1室・約1か月分
¥40,000
ホームを出たあと、いきなり完全な一人暮らしを始めることに不安を感じる若者もいます。
そんな若者が、一人暮らしに向けた生活を経験しながら、必要なときには職員と一緒に考えることができる居場所が「ステップハウス」です。
40,000円は、ステップハウス1室の家賃約1か月分の目安です。
「いきなり一人」ではなく、安心できる環境の中で一人暮らしへの一歩を踏み出す。
そのための居場所を、これからも残していきたいと思っています。


