9月1日で35歳になりました。
久しぶりに近況報告もかねてバースデードネーションを立ち上げてみました。
応援よろしくお願いします!
Story
日頃、アラジの活動に多大なるご尽力をいただいている皆様、誠にありがとうございます。 私、アラジ代表理事の下里は、1991年9月1日に生まれ、今年で35歳になりました。
誕生日を口実に、少しでもアラジが今後やろうとしていることを知ってもらえればと思い、ちゃっかりバースデードネーションを立ち上げましたので、ぜひご協力お願いします!
アラジのこれまで

アラジの活動は、17歳の頃にテレビでシエラレオネの貧困を知った際に思い立ち、大学卒業後の22歳(2014年)からスタートしました。 就職もろくにせず、借金をしながらシエラレオネに渡航し、ラーメン屋さんで働いていると、ラーメン屋さんの常連さんから「国連とかと働けたらいいけど、無理だよ、生きていけないよ」と言われたのを今でも思い出します。
現在アラジは、日本全国からの寄付者の皆様に活動を支えられ、UNICEFやUNDP(国連開発計画)と協働できるまでになりました。またシエラレオネでの活動をテーマに筑波大学や他大学でも専門的な授業やコンサルを請け負えるようになりました。
あれから、12年この活動を続けているのは、アラジが皆さんにとっての市民活動になれたからです。
アラジの今後の10年もぜひ応援いただけますと幸いです。
これまでの活動と、最大の課題
アラジは、2014年に私・下里が創設し、2017年よりNPO法人化、シエラレオネ共和国で、貧困世帯の子どもの教育支援をするNGOとして活動を本格スタートさせました。
設立当初から、他の国にはいかない、一生かけてもシエラレオネを知り尽くすことはできない、と思いながらシエラレオネでの子どもの専門的な支援を続けています。

2021年には現地法人ジャパン・シエラレオネファンデーション(JaSiLe Foundation)も立ち上げ、NGOライセンスも取得しております。 現在では、1校の学校建設、約100名の10代シングルマザー復学支援、約8万人の中高生への包括的性教育を実施しており、現地事務所を置くケネマで最も有名な国際協力NGOの一つになりました。
実は、9月6日から10度目のシエラレオネ出張に行ってまいりますが、かねてより、私自身が事務処理サポートのために現地シエラレオネに出張に行くことには大きな疑問がありました。 代表である私が現地に行く際、以下のような「顔を出すべき重要な役割」は不可欠です。
- 現場の受益者である10代シングルマザーの生の声を聴く
- 実際の生活を見に行き、支援者の皆様に適切な報告をする
- 学校現場で効果的に性教育が実施されているかモニタリングし、実務的なアドバイスをする
- 協働する教育省・保健省・警察の役人に挨拶に行き、国に活動を認知してもらう
一方で、出張中には「助成団体に提出するレシートを日付順に並べ、会計処理をサポートする」といった膨大な事務作業も発生します。本来これらは、現地スタッフがAIを活用すれば効率的にこなせる業務です。日本人が高額な宿泊費や交通費をかけて渡航し、日程の多くをバックオフィス作業に費やすのは、非常にもったいないと感じていました。
とはいえ、シエラレオネ共和国ケネマでPCが使える人材を探すことはとても難しく、電気やインターネット環境の不足から、常時PC(パソコン)を業務で使いこなせる人口は全体の1割以下にとどまっています。
私が宿泊するJICA指定ホテルは1泊約7,000円ですが、これは現地の貧困地域における「世帯月収」と同じです。本来、現場の支援に使われるべき資金が、渡航費や滞在費など、駐在員の安全管理に消えてしまう構造があります。
これは多くの支援団体やアフリカ進出企業にとっても共通の課題です。現地でPCやバックオフィス業務をこなせる人材が見つからず、高いコストをかけて日本人駐在員を置かざるを得ない状況が起きています。駐在員のコストが高すぎて採算が合わず、進出できない、といったことにもつながっています。
新規事業「AI人材育成事業」の挑戦

この構造を変えるべく、アラジは新たに「AI人材育成事業」を立ち上げました。 支援対象は、アラジが現地で雇う3名のフルタイム職員(ピディーア、ファティマタ、アーリー)、近隣のイースタン工科大学の学生、そして支援を受けて高校を卒業した10代シングルマザーたちです。
現地組織の基盤を強化するだけでなく、あらゆるビジネスシーンでAIを活用できる人材を育て、将来的にはシエラレオネ進出企業への人材紹介も目指します。
「支援される側」からの真の脱却として、アラジが最後に届けるべき支援はこれだと思っています。
AI化による業務効率化により、シエラレオネ人である彼らが最も大切にしている「家族との時間」も仕事に奪われない構造をつくれたらとも思っています。
さらに言えば、他の国際協力団体にとっても「日本人駐在員のコストを抑え、現地主導で業務を回す」という新しいベストプラクティス(成功モデル)になれればと思っています。
バースデードネーションへのお願い

シエラレオネでは、日本で事業運営するよりもはるかに高額なインターネット代や電気代といったインフラ費用(固定費)がかかります。また、先日、現地事務所で強盗未遂事件が発生しました。スタッフの命と、これまでの活動の拠点・設備を守るための防犯対策は、喫緊の課題です。
PC自体はマンスリーサポーターの皆様からの寄贈品で賄えておりますが、こうした人材育成に必要なインフラ費用(通信費・電気代・防犯設備費)に少しでも充てたく、今回のバースデードネーションを立ち上げました。
シエラレオネの未来を拓く新しい挑戦に、皆様のお力をお貸しいただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人アラジ 代表理事
下里夢美



