Issues we are working on
★ ヨナグニウマの数を増やす
令和2年の統計では、ヨナグニウマの数は105頭、そのうち当協会で所有している
ヨナグニウマは26頭です。
近親交配による不具合を減らすために血統を見ながら、きちんとケアできるだけの頭数を
計画的に増やしています。
★ ヨナグニウマを馴致・調教する
保存活動としては、数を増やすだけでは十分ではありません。
様々な分野で人の役に立つように馴致・調教していきます。
★ ヨナグニウマを多様な分野で活用する
どれだけ人の役に立つ分野で彼らを活用できるかが、保存のカギとなります。
観光乗馬はもちろんのこと、動物介在教育、動物介在療法、農業(馬糞堆肥活用)など
多様な分野での活用を試み、彼らの持つ能力を最大限に引き出そうとしています。
★ 高齢・傷を負ったヨナグニウマのケア
これまで30年近く活動してきた中で、高齢で活動できなくなった馬も増えてきました。
また高温多湿の沖縄の環境のもと、ちょっとした傷が悪化してなかなか治らない馬も
出てきています。
こうした馬たちの健康を維持しながら、できるだけ幸せに暮らせるようにケアしていきます。
★血統登録整備事業
これまでは当協会のヨナグニウマを除き、ほとんどのヨナグニウマは血統管理が
されていませんでした。
今後、関係機関の協力を仰ぎつつ、すべてのヨナグニウマの血統登録を目指します。
★人材育成
ヨナグニウマとの活動をより多くの人に楽しんでもらうには、馬と人をつなぐ役割を
担う人間が必要です。
飼育の専門家はもちろん、乗馬インストラクター、外乗ガイド、動物介在教育エデュケーター、
動物介在療法インストラクターなど、多様な人材を育てます。
Why we are tackling this issue
生活のほぼすべてを馬に頼って生きていました。
当時、人は馬を大事にし、馬もまた人と共に働く喜びを感じていました。
そこには「使うもの」と「使われるもの」の関係はあったにせよ、
馬と人との間には信頼があり、確かな絆があったのです。
「絆」が求められるこれからの時代、使役の関係ではない、新しい人と馬との
パートナーシップを考えるとき、小柄で素直な性質を持つヨナグニウマはその役割に
ぴったりはまる馬なのです。
この馬を次の世代につないでいくために、私たちはさまざまな課題に取り組んでいきます。
How donations are used
人材育成
血統登録
ヨナグニウマ保存と活用の仕組みづくり
活用法の研究
ヨナグニウマPR事業