Issues we are working on
私たちの暮らしと、世界の問題は繋がっている
日本では、家庭から手放された衣類の約66%は、リユースやリサイクルされることなく焼却・埋め立て処分されてしまいます。
一方で私たちが普段着るの衣類の多くは途上国を中心とした各国からの資源に依存して生産されています。
そしてこうした資源を大量消費する私たちのライフスタイルが、資源を生産する国々で、環境破壊・貧困・紛争等多くの問題を引き起こしています。
※環境省「SUSTAINABLEFASHION これからのファッションを持続可能に」より
Why we are tackling this issue
設立の経緯
私たちWE21ジャパンの活動は、1996年に神奈川県在住の女性たちが、イギリスのチャリティショップを見学したことから始まりました。地域から集めた寄付品を、ボランティア等の協力を得て販売し、その収益を社会貢献活動に寄付する”チャリティショップ”の仕組みに共感した女性たちは、日本にもこの地域から世界の課題を解決できる仕組みを取り入れ、途上国の資源を大量に消費する不公平な社会を変えたいという想いを持ち立ち上がりました。
約2年後に神奈川県厚木市に「WEショップ」1号店が開店し、2024年現在神奈川県を中心に42店舗に広がっています。
地域の市民の小さな一歩を集めて大きな一歩へ
WE21ジャパンとWEショップは、2010年からの10年間で374万2718枚の衣類をリユースしました。そしてその収益から、アジアを中心に世界約30カ国で環境×貧困×人権課題に取り組むNGO/NPOに3億7011万8013円の助成支援や寄付をしました※2010~2021年度実績
私たちWE21ジャパンは、チャリティショップ「WEショップ」で地域から寄付された衣類を販売(リユース)することで、大量生産・大量消費のライフスタイルを変えていくことを目指します。そしてアジアを中心とした世界各地で、環境・貧困・紛争等の課題を抱える人びとが、自ら課題を解決できる力をつけるために、「WEショップ」の売上から支援活動を行っています。
世界の環境×貧困×人権の問題に向けて、地域の皆さんの一歩を集めて、解決に向けた大きな一歩にしていきます。
How donations are used
WE21ジャパンは、ネットワークの推進役として、WEショップの活動を支えるために4つの事業に取り組んでいます。
頂いたご支援は、これらリユース・リサイクル事業、民際協力事業、政策提言・共育事業、広報事業に活用させて頂きます。
1)リユース・リサイクル事業
季節外の寄付品の保管や運搬、遠方からのご寄付受付を担う物流倉庫「WE21ジャパンエコものセンター」の運営をしています。リユースに適さない衣類のリサイクル拠点も担い、食用油や羽毛など様々な資源のリサイクルを広げています。
2)民際協力事業
フィリピンの北部ベンゲット州山岳地帯と市民どうしの直接顔の見える交流に取り組んでいます。病院のない地域で暮らす先住民族の人々が、自分たちで健康を守る「地域保健活動」を支えるフェアトレードに取り組んでいます。
3)政策提言・共育(ともいく)事業
活動から見えてきた様々な課題に対し、他の市民団体とも協力し社会に向けて声明を通じた呼びかけやキャンペーン、講演会を開催しています。
WEショップどうしが共に学び合い、活動するための研修なども実施しています。
4)広報活動
SNSやホームページを通じたグループ全体の情報発信を担っています。共通のパンフレットや広報誌を制作し、地域の市民に参加を広げるため、日々の活動をお伝えしています。
具体的な活動についてはWE21ジャパンのホームページもご覧ください。