Issues we are working on
現在、世界では自然環境の破壊や気候変動による生態系の損壊、経済的不平等や教育格差、そして人々の心が孤立するなど、数々の問題が起こっています。実際、国内に目を向けると原発事故の問題や毎年のように起こる異常気象、地方と都市の経済格差、高齢者の孤立化や若者の貧困化など、枚挙に暇がない状況です。
これらの問題を解決すべく、私たち人類はこれまでも様々な課題解決策を講じてきました。しかし、それらはもっぱら対症療法的なものに留まり、未だ根本的な対策へと前進しているとは言い難い状況です。各々の問題に対し、本当に必要な利害関係者があまねく招かれ、意思決定をすることが重要です。しかし、繰り返される部分最適化の結果として、世界は本質的な変容には至らず、誰も望まない結果を集合的に生み出しているという課題を抱えています。
Why we are tackling this issue
このような状況にあって、私たちはどうすればいいのでしょうか?私たちは、社会にとって本当に必要な変化を導くために、それぞれの問題に対して本当に必要な利害関係者を集め、対話を通じて解決策を見出していくことが重要だと考えます。社会システムを構築する中心の人はもちろん、辺境に追いやられたマイノリティや、一見すると対立する人ですら、真の共生社会には必要な人たちです。私たちは、意識の変容を通じて新しい未来を創造する手法である「U理論」が、このプロセスを支える望ましい方法論であることを、それを学ぶカリキュラムを通じて知ったからです。
How donations are used
意識の変容から新しい未来を創造する手法である「U理論」の実践を通じて、分野横断的な共創によるイノベーションを起こし、地球環境の再生とすべての人々の幸福の実現に寄与するために次の活動を行います。
(1)U理論に関する教育事業
U理論を学習するグローバル・プログラム「u-lab 1x」日本語版の推進、英語の教材の日本語翻訳など
(2)U理論を用いたプロジェクトの支援事業
システム変革のためのU理論プロトタイプの実践活性化プログラム「u-lab 2x」日本語版の推進、U理論を実践する各種Hubに対する支援など
(3) 共創型コミュニティの育成事業
U理論の実践者、実践コミュニティー間のコミュニケーションと共創を促進するためのネットワークを形成する場の提供
(4) 海外のU理論実践団体との連携事業
アジア太平洋地域、そのほかグローバルで展開するU理論実践団体との交流
(5) 分野横断的な共創によるイノベーションの研究
日本の文脈における分野横断的な共創についての研究
そのほか、これらの活動やU理論に関する情報を発信するためのウェブサイトの作成