Issues we are working on
小学校以降の選択肢は、保育園や幼稚園のように多種多様ではなく、選択肢が少なく、たった1つの学校、クラスに合わなかった子ども達の居場所が少ないと感じています。
そこで、選択肢の一つとしてサドベリースクール(デモクラティックスクール)を作りたいと思い立ち上げました。
サドベリースクール(デモクラティックスクール)とは、子ども達は自分で育つ力があるという考えを根っこにもち、大人も子どもも対等な立場で話し合い、話し合いを大事にし、子ども達各々の決断、興味関心ある事を大事にしている学校です。
こういうった場所で、子ども達が自分の得意を伸ばし、ミーティングを重なる事で人との違いを感じたり、自分を客観的に見る事ができると考えています。
Why we are tackling this issue
■なぜ不登校になるのか。
現在、既存の多くの学校は、多くの事を子ども達に学ばせなくてはならず、学習指導要領は年々分厚くなり、先生方はお忙しく病まれる方も少なくありません。
そういった環境の中で、なかなか一人一人の子ども達に合った学びの場を用意されているとは言い難いと感じています。
環境が合わなかった事で、子ども達の自己肯定感は下がり、自信を失い、中には「生まれてこなければ良かった」というお子さんも小学校低学年でもいらっしゃいます。
そのぐらい、子ども達は他の子と自分が違うという事、学校に馴染めない事に苦しみ、自死を決断する子もいます。学校という存在は子ども達にとって大きな部分を占めていると感じています。
日本は、15~39歳の各年代の死因の第1位は自殺となっています。15~34歳の若い世代で死因の第1位が自殺となっているのは、先進国(G7)では日本のみであり、その死亡率も他の国に比べて高いものとなっています。
これはどういうことなのでしょうか。
例えば、書くことが苦手、読むことが苦手な子どもをご自身だったらと想像して頂きたいと思います。周りの子ども達はスラスラ書いたり、読んだりしているのを1日の大半みていて、何を思うでしょうか。
統計的にみれば、数%の子ども達が学習障害、発達障害、HSC、LGBTQや元々不安が強かったりすることがあると思いますが、クラス単位で言えば1人~3人ほどだと思います。(これ以外の理由で学校に行けないお子さんもいると思います。)
数を合わせればそれなりにいる事は、大人は理解できますが、子ども達の日常は、学校、クラスでの出来事が大半を占め、その中で自分だけが違うと感じる事がどれだけ負担になるか想像をして頂きたいです。インクルーシブ教育も言われておりますが、まだまだ学校は忙しく、そこまでたどり着けていないのが現状だと思っています。
世間が思っているように、学校に行くのが当たり前だと子ども達自身も思っています。保護者の方が思っているより、そう思っている事もあります。
だから行けなくなると苦しむ結果になります。
■上記のような状況を少しでも打破したい。
元々、もっと多様に小学校以降も学びの場が用意されていれば、このように苦しむ子ども達や家族も減ると考えています。
そして、その事を理解してくださる方が増えれば、例えば1つの学校に行けなくなった事で気をもまず、次に行こうと思える、また直ぐに家の外から出られるお子さんも増えると思っています。
学校に行かない選択をとった、取らざる得なくなった多くのお子さんが、日中学校がある時間に外に出る事に躊躇、怖さを感じていると思っています。
学校に行っていない事を誰かに何か言われるのではないかと心配もしています。学校に行けない自分を責めている事も多いです。
そこから、昼夜逆転という現象に繋がってくると感じています。
もし学校に行かない事に苦しんでなく、他にも選択肢があり、それを取る事が普通の事だったとしたら、家から出られなくなる、昼夜逆転の生活になるという事は起きるでしょうか。
実際、海外では、多くの選択肢があり、同じ学校を一度やめて他の学校に通い、また元いた学校に戻るような事ができる所もあります。
また、どのような学校に通っても、通学費も月謝も公費で賄っている国もあります。
そのような所で、不登校に苦しむお子さんは多いでしょうか。
子ども達が問題なのではなく、子ども達一人一人に合った環境が少ない事が問題だとは思いませんか。
■子ども達一人一人に合った学びの場を
サドベリースクール(デモクラティックスクール)は、既存の学校以外の学びの場の選択肢の一つになると考えています。
サドベリースクール(デモクラティックスクール)では、大人も子どもの対等に扱われ、話し合いを大事にし、子ども達の興味関心ある事を大事にしていくスクールです。
子ども達には、自分で学ぶことは出来ないと大人が思い込み、与えなくてはと色々な物を事を子ども達に与えすぎていると感じています。
そのような事をしなくても、子ども達は自ら興味関心ある事は学んでいく姿勢を見せてくれます。大人もそうではないでしょうか。
与えられることをこなす事に追われ、自分の興味がある事、関心のある事が何かも忘れて日々を過ぎていく事が大人になる事なのでしょうか。
子ども達の幸せな将来の為になるのでしょうか。
興味関心のある事に没頭したり、お友達と思いっきり遊んだり、自分のエネルギーを自分の意志で使う経験は、今しかできないことかもしれません。
そのような大事な時期を、学校に合わないという事で悩まずに過ごして欲しいと思っています。
How donations are used
・子ども達が、何か行いたい!となった時に、直ぐに講師を頼めたり、道具をそろえたりすることができます。
・心理士などの相談を保護者に提供できます。
・ボランティアスタッフに賃金を支払う事が出来ます。
・送迎スタッフや経理のスタッフを雇う事が出来ます。
・場所代、通信費、広告費、光熱費などに使わせて頂きます。