Issues we are working on
障がいを持つアーティストたちが生み出す作品は個性的で感性豊かであり、見る人の心を深く揺さぶります。しかし、アートや芸術の分野は、パンや野菜など日常的に消費される商品とは異なり、継続的な購入や評価を得ることが難しい現状があります。また、作品の創作活動が趣味やリハビリの一環として受け止められ、特に障害者の支援施設では「描いて終わり」になりがちで、「長期的な収入源や作品の価値向上につながる取り組みがなされていない」といった課題もあります。
私たちは、障がい者アーティストの作品が「その芸術的価値に見合った評価と報酬を受けられる仕組み」を構築することで「彼らが経済的に自立し、自信と生きがいを持てる社会づくり」をめざします。
Why we are tackling this issue
障がい者アーティストの作品が正当に評価され、適切な収入を得られるようになれば、本人の自信や生きがいが生まれ、それがさらなる創作や社会参加を促進します。
私たちは、福祉の経験だけでなく、メンバーがこれまで培ってきたビジネスの企画力や人脈、営業力、情報発信力を活用し、ウェルビーイングな社会の実現を目指します。
経済的自立とともに、「身体的・精神的・社会的に良好な状態を維持し、個人も地域や社会も豊かさを実感できる持続可能なウェルビーイングな社会の実現」こそ、私たちの願いです。
How support is used
① 発表の場の提供
障がいのある方の作品は、多くの場合、施設内や限定された場所に留まり、社会に広く伝わる機会がありません。才能があっても、その表現を発表できる場がなければ、評価や成長は難しいままです。私たちは、作品を社会へとつなげるための「発表の場」を増やし、アーティストの展開をサポートします。
② 報酬支払いの仕組み整備
障がい者アーティストの創作活動は、「趣味」や「リハビリ」とみなされ、正当な対価が支払われないケースも多く、経済的な自立が妨げられています。私たちは、作品を「仕事」として捉え、公平な報酬を支払う仕組みを整えることで、安心して創作を続けられる環境を作ります。
③ 社会との接点創出
作品が福祉施設内にとどまり、社会に広まらないことは、偏見や誤解を助長する原因の一つです。アートを媒介に、社会とアーティストをつなぐ場を増やしていきます。これにより、「共に生きる」社会の実感を育み、多様性を尊重するコミュニティづくりを推進します。
私たちは、障がい者アーティストの優れた感性とその活動が社会に広まり、彼らが自信と誇りを持ち、社会的にも心豊かに生きられる未来を築いていきます。