Issues we are working on



タイムカプセルプロジェクトは、アーツ前橋(群馬県前橋市立の美術館)が開館する前の2012年に、アーティストの廣瀬智央、後藤朋美とのぞみの家(母子生活支援施設)に入居する子どもたちやお母さんたちとの協働による空の看板作品「空のプロジェクト」に続き、2016年にアーツ前橋で開催された展覧会「表現の森:協働としてのアート」でスタートしました。
大きな特徴は、19年間という長い時間をかけて到達するプロジェクトであるということです。
開始当時の入居者の中で最年少の子が成人する2035年まで継続していきます。毎年4回程度、アーティストによるワークショップや食のイベントなどを継続的に行い、他者への思いやりや将来への希望、積極的な創造性、日常の中の小さな美しさや豊かさを再発見していくプロセスを重要視します。
ミラノと前橋の間で交換される空の写真や手紙、想いを交換する花、写真、ドローイングなどのワークショップで制作された成果や記録は、その都度アーツ前橋に保管されているタイムカプセルに封印され、2035年に開封される予定となっています。
▼これまでの活動記録
>>2012~2022年度まで
>>2012~2022年度までの記録はこちらからご覧いただけます
>>2023年度以降
Why we are tackling this issue



のぞみの家(母子生活支援施設)は、様々な事情をかかえた母子が20世帯まで入居でき、母親の就労や育児の相談や支援、子どもへの学習支援等を行っている施設です。入居しているお母さんや子どもたちは、やがて自立して施設を退居していきます。
私たちは、のぞみの家での出会いと本活動によって、精神的な豊かさや多面的な生きる喜びを共に考えていくことを大切にし、未来への希望を見出していきます。
福祉とアートと出会うことで何が起こるのか。また19年間に蓄積されたタイムカプセルを参加者一同のもと開封する際に、湧き上がるであろう感情や母と子の関係など、さまざまな記憶がよみがえり、過去、現在、未来が交差する予想がつかない壮大なプロジェクトです。
How donations are used



(1)タイムカプセルプロジェクトのワークショップやイベント企画・実施にかかる費用
・材料費、参加者の旅費や入場料等(施設外でのイベント実施の場合)
・スタッフの人件費・旅費
・ワークショップ成果物の郵送・宅配費用
・使用機材の購入、修理・メンテナンス費
(2)タイムカプセルプロジェクトの活動報告と広報
・ウェブサイトのサーバー、システム使用料など
・チラシなどの広報物作成
・記録集作成費用
(3)タイムカプセルプロジェクトの運営費
・スタッフ人件費や各種手数料
・運営に必要な事務用品購入など
当初は美術館の事業として予算化され実施されていましたが、2022年4月より美術館よりプロジェクトが独立し、アーティストを中心としたプロジェクトメンバーの自主運営になりました。
助成金や企業からのご協賛などこれまでもたくさんのご厚意によって支えられてきましたが、2035年まで継続して行くためにはより多くの方の温かいご支援が不可欠です。みなさまからの温かいご支援を心よりお待ちしております。
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■領収書(寄付金受領証明書)について
・寄付時に「領収書の発行を希望する」にチェックをした方へ、メールでお送りいたします。郵送には対応しておりませんのであらかじめご了承ください。
・インボイス制度には現時点で対応しておりません。