Issues we are working on
海に囲まれた国・日本。その海はいま、さまざまな生活ゴミや汚染などの海洋ゴミ問題が山積みです。いちど海に流れ出たゴミは、人の手で回収するしかありません。地道で気の遠くなるような話ですが、いま海をきれいにする方法はこの「こまめなゴミ拾い」(=ビーチクリーン)しかないのが現状です。
海は本当によくできていて、ビーチの砂がフィルターの役割を果たし、ゴミだけが砂の上に残ります(その多くは、ほとんど環境で分解されないプラスチックゴミです)。それを回収することで効率的に海中のゴミを集められます。体脂肪と同じく海のゴミも、こまめに減らすことと増やさないことの両方が重要なのです。
ビーチクリーンを体験することで、自分たちがあまりにもゴミを安易に捨てていたことやプラスチックゴミの影響の大きさに気づくことでしょう。またこれ以上増やさないよう気をつけるようになったり、ゴミになりそうなものを極力買わない・使わないようにしたり…と、意識や生活スタイルも自然に変わってくるかもしれません。そうやって誰もがムリなく自然に、環境にやさしい現代の暮らしのあり方を実践できるようになれば、と思います。
Why we are tackling this issue
海のゴミを減らすには、地道に浜辺のゴミを拾い続けるしかありません。「だったら、できるだけ多くの場所で、できるだけ何回もビーチクリーンしよう!」そう考えて私たちは、海を愛するサーファーたちと一緒にこのNPO法人を立ち上げました。
もともとサーファーは「ワンハンドアクション」(片手にサーフボード、片手に拾ったゴミを持って海から上がろう、という活動)で自分たちの海を自然に守ってきました。その精神を受け継ぎ、私たちは各地で積極的にビーチクリーンを企画実施するほか、全国のクリーン活動のサポートや情報提供&発信にも力を入れていきます。
またこうした身近で大切な問題こそ、誰もが自分にあった方法で気軽に参加できるいろんな機会が必要だと考え、例えばビーチクリーンに参加できない人でも活動を応援したり意識を少し変えたりするさまざまな機会を設けます。
現在実施中のキャンペーンでご紹介している「シーグラス・アクセサリー*」の購入もその一つ。ビーチに打ち上げられるシーグラスの美しい輝きを身につけながら、海のことに時々想いを馳せてもらえれば、と思います。
環境問題は一朝一夕には解決しません。長くサスティナブルに活動していくには、単純な寄付だけに頼らない自立した仕組みが必要です。私たちはこうした物販やビジネス的な取り組みも積極的に行い、“自走できる”サスティナブルなNPO組織を目指します。
*シーグラスは、波にもまれ砕けて角が取れた、半透明のガラスのかけら。
How donations are used
皆様からいただいたご支援や販売収益は、ビーチクリーンの継続的な実施をはじめ、当NPO法人が取り組むさまざまなSDGs活動に活用させていただきます。