Issues we are working on



子育て家庭の孤立の解消
子どもを育む環境として、自宅、学校、習い事、親戚、地域など様々なものが挙げられます。
すくもぐネットワークでは、自宅でも、学校でもない、第三の居場所づくりの一つとして、4つの取り組みを行っています。
第三の居場所を作ることで新たなつながりが生まれ、子育て家庭が情報交換を行うことのできる基盤をつくっています。
孤食の解消
4つの取り組みのうち、1つ目の取り組みは、子ども食堂事業です。
子ども食堂事業では、子どもに対しては無償で、大人に対しては安価で、会食形式による食事提供をしています。
これにより、子どもや高齢者などが一人で食事をとる孤食の問題を解消することができます。
遊べる場所の減少
2つ目及び3つ目の取り組みは、遊び場提供事業及び居場所支援事業です。
遊び場提供事業では、誰でも無償もしくは安価で、木製のおもちゃ、ボードゲームなどの遊びを通したコミュニケーションができるような場所を提供しています。
また、居場所支援事業では、主に子どもに対し、多様な体験や異年齢間の遊びを通じた交流ができる安心・安全な場所を提供しています。
これらにより、子どもの遊び場が減ってしまっている社会問題の解決の一助とすることができます。
貧困の連鎖の解消
4つ目の取り組みは、学習支援事業です。子育て家庭の孤立の解消とは、少しずれますが子育て家庭における課題の一つとして「受験に対する不安」があります。
学習支援事業では、子どもに対し、無償もしくは安価で学習サポートを実施しています。特に、小中学校段階の知識の習得及び高等学校への進学に向けた学習サポートを実施しています。
これにより、選択肢を増やせるだけの学習基盤を育むことができ、それが貧困の連鎖の解消の一助とすることができると考えています。
Why we are tackling this issue
地域で子どもたちを育めるように
前述したように、社会には子育てに関する様々な課題があります。それらの課題の一部については、子育て家庭の努力だけでは解消できないことが背景であることも多くあります。
だからこそ、子どもたちが親や地域に対して自らの意見を述べた上で、進んで活動できるような場所をつくっていく必要があると考え、活動に取り組んでいます。
同時に、子どもたちの最も近くにいるとされる保護者が、地域を頼ることができ、子育てに対して疲れを感じても相談できることが必要であるとも考えています。
子どもが主役
会場において、大切にしていることの一つが「多くのルールで縛らない」ということです。
可能な限り「禁止事項」を削り、子どもたちに対しては周りの人のことを考慮した活動を促すよう声かけをしています。
また、用意したボードゲームなどは基本的には自由に使うことができ、工作の材料も基本的には声をかけてくれれば自由に使えるようにしています。
これらにより、コミュニケーション力や思いやりの心を育みながらも、主体性を尊重した居心地のよい第三の居場所としての機能をつくることができると考えているからです。
そこに、ボランティアや保護者様など、参加している大人に対しては「温かい目で微笑ましく見守る」「危険な場合には声をかける」ことを求めています。
ふるいのスキマを埋める
学習支援事業では、ふるいのスキマを埋めることを目指しています。
以前、私が参画した事業では、年度の切り替わりと同時に「ふるい」にかけられてしまったことにより、中学3年生に進級する段階で学習支援事業に参加できなくなってしまったことがありました。保護者の収入などの基準によって、本来受益を受けるはずだった子どもへの支援が途絶えてしまった時、これは本来の目的である「貧困の連鎖の解消」にはつながっていないのではないか?と感じるようになりました。
そのため、学習支援事業では「収入」という一つの基準で参加可否は定めないこととしていきます。
How donations are used
子どもたちと支援者のために活用します
任意団体であり、非営利で活動しています。
しかしながら、活動を継続していくためには、私たちの普段の生活が営まれていることが必須条件です。
そのため、いただいた寄付金は子どもたちへの支援として活用するためではなく、子どもたちを支援する支援者(運営メンバーも含む)に対する経費としても活用させていただきます。
子どもたちへの支援
子どもたちへの支援としては、事業を運営していくために必要な直接的な経費としての活用が主ですが、事業の認知拡大や寄付募集等、事業を継続するために必要な間接的な経費としての活用もしていきます。
様々な助成金を探してきましたが、充当できる助成金がなかなか見つからないこともあります。そのため、ご協力いただけますと大変嬉しく思います。
支援者への支援
事業を継続していく上で、支援者は決して欠かすことのできない存在です。
一方で、支援者の活動の多くはボランティアとなっており、交通費の実費相当でさえも十分に捻出できていません。
この状況を少しでも打開すべく、いただいた寄付金を充当させていただきたく場合もありますことをご理解いただきたく思います。