Issues we are working on
当団体は広汎性発達障害者(PDD)に特化したピアサポートを用いて、保健福祉施策の向上に関する事業を行い、生活上の困難や支障などによる生きづらさを抱えた方、広汎性発達障害当事者及びその家族・関係者などの健康と福祉の促進及び権利擁護・仕事の創出の増進に資すること、また、広汎性発達障害分野のピアサポートの普及発展を図ることを主目的としています。
私自身も広汎性発達障害当事者として長年苦しみ、いじめや暴力、孤立、など子供時代から精神的には困難な経験をしてきた一人です。そんな生き辛さを抱えながらも半世紀、社会経験と考え130種類以上の仕事を実地経験しながら、何とか自分の力で生きてきました。困難を抱えながらでも一般社会人とは違う「自分らしい生活」や「自分らしい仕事」はできるんだという事を実証するという目的を持ち、多分野で多くの経験をしてきました。
現在の日本ではこの「発達障害」という言葉も大分認知され、著名人でも発達障害であることを公表する方々も続々と出てきています。
著名人はその障がいを克服し成功を自分の手にしたことは賞賛に値します。ただその反面、障がいの特性であるコミニュケーション能力や共感力の欠如、自分の適性を発見できない等の原因により、社会的立場が弱くなり結果孤立化、引きこもり化するという方々が多く出てきてしまっています。
その問題を「当事者」として一緒に解決してくためにこの協会を立ち上げました。
Why we are tackling this issue
→なぜ広汎性発達障害者に、ピアサポートが必要なのか
人間関係の構築が苦手、共感力が低いといった障がい特性を持つ広汎性発達障害(PDD)。そんな社会的活動における困難を抱えながらでも、一般社会と共存しながら同時に「自分らしい生活」や「自分らしい仕事」はできるんだという事を理解し実践してもらう事が重要と当団体は考えています。そのために一番必要とされているのが「同じような立場の人による当事者支援」であると言われています。それが「ピアサポート」と呼ばれる援助方法です。そのピアサポートを専門的知識を持って行うのがピアカウンセラーです。ピアカウンセラーは「経験の専門家」とも呼ばれています。精神医療や福祉の多職種チームの一員として協働し、ピアサポーター自身の体験を通し、本人主体のリカバリー(回復)を支援する役割を持っています。
ピアサポートを受けながら、同時に「自分自身の試行錯誤」の先にこそ、自分を誇れる自信が待っている。そう当団体は考えています。
私たち札幌PDDピアサポート協会は微力ながら、そのヒントを提供できる存在でいたいと考えています。
How donations are used
広汎性発達障害者たちにとって「無くてはならない自分らしさを発見する場所」になってほしいと考えて活動しています。
そのための活動スペース(カウンセリングルームや仕事トライアルルーム)複数確保・運営に必要な備品調達などの用途を考えております。
これからも広汎性発達障害の居場所を見つけるための活動の継続に、皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。