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『誰もが自分らしさ(to be)と自らの幸せ(well being)を自由に探求できる社会』 誰もが安心してトライアンドエラーを重ねられ、おかれた環境によって自分の「こうありたい」を損なわれない社会

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私たちは、現在の日本の”性”には2つの大きな矛盾があると考えています。

1つ目は、『性産業大国日本』として、子どもが簡単にアクセスできるところに性の情報が氾濫しているにも関わらず、『性教育が不足』していて、正しい性情報にアクセスすることや、情報の真偽を見極めることが非常に困難であること。

2つ目は、中学校では性行為について取り扱わないものとする”はどめ規定”があるくらい、具体的な『性教育が不足』しているのに、刑法では性行為の同意能力があるとみなされる年齢の下限『性的同意年齢は13歳』

さらにそのような状況の中で、子供たちが性に関する情報を手に入れようとしたときには、70%以上の子供たちは真偽が不確かな情報を得ているのが現状です。


-日本の性教育の現状

日本の小学校・中学校では、受精は扱うけれどそこに至る過程、つまり「性行為」は取り扱いません。

性行為を取り扱わない、ということはもちろん避妊や中絶についても取り扱わないということです。

誰もが高校に通うわけではないのに、現状日本の教育では避妊については義務教育で扱いません。

高校にあがると、はじめて避妊法としてコンドームとピルが登場しますが、その具体的な使用方法、避妊失敗率(コンドームは約15%の失敗率)、注意点、また、避妊以外の目的でのピルの紹介はされません。

さらに、教科書には緊急避妊についての記載がない上に、中絶に関しての記述は一つの価値観を押し付ける、多様な生徒への配慮のないものとなっています。



Why we are tackling this issue

性に関する知識は人生の自己決定に必要不可欠な大切な知識。

そしてはじめて性に触れる思春期の時期に、正しい情報にアクセスできることは重要であり、その時期手に入れた情報によってはその後の子どもたちの人生を左右しかねません。

また、思春期は自分はどんな人間なのか、どう生きていきたいのか等自分のアイデンティティを形成する大切な時期。このタイミングで、性に関する幅広くまた科学的に確かな情報を届け、人権尊重の観点から性をとらえなおす機会を提供することは子どもたちのウェルビーイングのために必須であると考えています。


自分と、周りの人を尊重できるように。無意識に大切な人を傷つけてしまわないように。

包括的に性を学ぶ機会を子どもたちに届けること、また、周囲の大人が一人ひとりの権利を尊重する態度を子どもたちに示す必要があると考えています。

How donations are used

いただいたご寄付は、SoilUの活動に大切に活用させていただきます。

例えば、、、

・性に関して対話を通して考える出張授業(テーマは多岐にわたります)

・性に関して学びを深め、誰もが安心安全に過ごせる学校づくりを目指す先生たちへの勉強会や研修の提供

・学校現場での性に関するテーマの授業が人権をベースとした内容になるような実施サポート

など!



【お問い合わせ:soilu.here@gmail.com】

Representative:宮坂舞花

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