Issues we are working on



バリアフリー授業の提供
私たちは、小学生・中学生向けに以下の「バリアフリー授業(出前授業)」を行っています。
・バリアフリーグッズを作ってみよう!
・バリアフリーアイデアをみんで考えよう!
工作やアイデア討論という前向きな体験を通じて、子どもたちが 「バリアフリーを自分ごととして考える力」 を育みます。
この授業の特徴は「障害者や高齢者の身になって考え、不便に気づき、解決策を生み出す体験」をする点にあります。
これにより将来のバリアフリー社会を牽引する人材を育成することができ、従来のバリアフリー授業を一歩前進させることができます。
バリアフリー授業の概要
バリアフリーグッズを作ってみよう!…この授業では、筋肉が萎縮する難病を抱える大山さんが考案した「超軽量タッチペン」を工作します。工作を通して「障害者が日常で感じる意外な不便」を体験し、それを解決するアイデアを学びます。
バリアフリーアイデアをみんなで考えよう!…この授業では、例えば、「車椅子ユーザーがコンビニに行ったらどんな不便を感じるか?」「片手が不自由な人が文房具を使ったらどんな不便を感じるか?」などを考え、その不便を解決するアイデアをみんなで討論します。
・詳細は以下のページをご覧下さい。
授業の効果
「障害者や高齢者の身になって考え、不便に気づき、解決策を生み出す体験」をすることで、子どもたちは日常の中で次々と気づき始めます。
・コンビニに行ったとき「この冷蔵庫の高さでは車椅子の人は取りづらい」→「どうすれば取りやすくなるだろう?」と考える
・服を着替えるとき「この服では目の見えない人は着替えにくい」→「どうすれば着替えやすくなるだろう?」と考える
・文房具を使いながら「これは片手が不自由な人には使いにくい」→「どうすれば使いやすくなるだろう?」と考える
こうした「気づきからアイデアへ」の連続は、やがて 社会でバリアフリーを牽引する人材 へ成長する土台になります。
実績と感想
私たちの授業は、東京都教育委員会の「オリンピック・パラリンピック教育支援プログラム」に採択され、これまでに都内の小学校および特別支援学校で 40回以上開催してきました。
授業に参加した児童からは、
・これからバリアフリーを考えていきたい。
・障害者に便利なものを作りたい。
・バリアフリーについて、自分ができることを探してみようと思った。
など、多くの前向きな感想が寄せられています。
Why we are tackling this issue



学校の予算不足
私たちのバリアフリー授業は、東京都教育委員会の「オリンピック・パラリンピック教育支援プログラム」に採択され、東京都の支援のもと、多くの都内小学校で実施されてきました。
しかし、パラリンピックの終了に伴いこの支援プログラムも役目を終え、現在は 学校側が独自に授業の予算を捻出する状況 となっています。
ところが、多くの学校から大きな関心を寄せていただきながら、予算の関係で授業の実施を諦めざるを得ないケースがいくつもあります。
私たちは、この授業を必要としてくれる学校や子どもたちに
「経済的な理由で学ぶ機会が失われることがないようにしたい」
と強く願っています。
地方からの要望
さらに、バリアフリー教育は東京だけの課題ではありません。
地方の学校からも関心を寄せていただくことが増えており、全国の子どもたちにこの体験を届けていきたいと考えています。
だからこそ、皆さまからのご支援を力に、どの地域の学校でも、どんな子どもにも、無料でバリアフリー授業を届けられる仕組みをつくりたい。
その思いから、このプロジェクトに取り組んでいます。
How support is used



皆さまからのご支援は、授業実施にかかる費用(教材費、交通費、講師やスタッフの活動に伴う運営費、クラウドファンディング利用手数料など)に活用します。また、授業の実施報告および支援金の使用状況は、年度ごとに区分(教材費・交通費・運営費など)に分けて当NPOのホームページにて公表します。
ご支援により、一人でも多くの子どもたちに「障害者や高齢者の身になって考え、不便の解決策を考える体験」を届けることができます。
なお、授業実施のタイミングは、授業に必要な費用が一定額に達した段階で、いただいたご支援を活用しながら順次授業を実施していきます。一定額に満たない期間にいただいたご支援は、次回以降の授業のために積み立て、必ず教育活動に活用します。
皆様からのご支援は、未来の社会を支える「バリアフリーの感性」を育てる、大切な第一歩となります。
授業のご希望も受け付けています
このページでは資金のご支援とあわせて、バリアフリー授業の実施を希望される小学校・中学校の募集も行っています。
授業をご希望の学校関係者の方は、以下の問い合わせページより【バリアフリー授業について】と明記のうえご連絡ください。

