Issues we are working on
①不登校支援:学校に行くことができない子どもたちのために、フリースクールの運営を行っています。安心して過ごせる居場所であるとともに、できるかぎり学習や勉強にも取り組める環境を用意しています。
②ヤングケアラー支援:子どもの居場所「まつなぎや」という地域の居場所を運営しています。地域の子どもたちと関わる中で、ヤングケアラーに気づき、家庭支援へとつないだり、また、子どもたちと関わり続ける伴走支援を行っています。
Why we are tackling this issue
現代社会では、かつて地域社会が持っていた助け合いが失われています。その結果、様々な困難を抱える家族が孤立し、問題を一人で抱え込まざるを得ない状況が深刻化しています。
特に懸念されるのは、この状況が子どもたちに及ぼす影響です。
学校に行けない多くの子どもたちは「自分はダメな人間だ」と自己否定をし、将来への希望を失い、家族の介護や世話を過剰に引き受け、遊ぶ時間も勉強する時間さえもない子どもたちは、家族のための自分が選びたい将来を気持ちの奥底へと沈めます。
こうした課題を抱える家族や子どもたちが社会支援にアクセスすることを難しくし、彼らの孤立を深めさせる要因は、社会のどこにあるのか。正直、私たちにはそれはわかりません。あれもこれも要因に思えてきます。
しかし、原因はわからなくても、できることはあります。彼らが誰かと関わりたいと思ったときに、しっかりと地域の中に彼らを受け入れる場所を用意しておくこと。家以外の場所で過ごしたいと感じたときに、過ごせる場所があること。家族への思いを、ちゃんと尊重してもらいながら、自分のことや家族のことを話すことができる大人がいること。
それを、しっかりと用意したい。用意し続けておきたい。
そんな気持ちで、私たちは不登校とヤングケアラーの支援を行っています。
How donations are used
フリースクールや子どもの居場所での学習教材の購入や課外活動の実費、家賃・光熱費、スタッフの人件費などに使わせていただきます。