Issues we are working on
重度障害者のための介護者を増やす活動をしています。
ひいては障害者、マイノリティ、学生など社会の中で「居場所」に悩んでいる方々が、「居場所」を感じられる社会を目指しています。
あなたは介護問題をご存知ですか?
重度の障害者は、介護者不足が命の選択に関わることさえあることをご存知ですか?
実は誰しもが直面する可能性のある問題です。
NPO法人境を越えてでは、介護の問題を広く深く、皆さんにお伝えしていきます。
特別高いスキルとスタンスを持った介護者の育成につとめます。
また、介護についてのネットワークを構築していきます。
私たちを窓口として、皆さんも社会の中でサポーターの一人になってくださいませんか?
ひと月に200円からサポートの輪に入っていただけます。
Why we are tackling this issue
障害者のための介護と高齢者のための介護では内容がまったく異なります。
とくに重度の障害者では、介護者直接その当事者の生命に関わります。
介護者が見つからなければ、当事者は生きていけません。
でも、難しい介護を引き受けてくれる介護者も事業所も圧倒的に不足しています。
例えばALSという難病では、介護者を確保して24時間365日介護ができる状況が整わなければ、人工呼吸器を装着できません。
ALSでは呼吸をする筋肉も衰え、発症から2~5年で呼吸ができなくなります。
人工呼吸器を装着しないという選択は、死を選ぶことと同義です。
また、家族の介護負担も大きな問題です。
家族が難病になったことで、物理的にも経済的にも進学を諦めるお子さんもいらっしゃいます。
障害者の介護ができるプロのヘルパーに入ってもらうことで、障害当事者とその家族のQOLは上がります。
2018年の厚労省の発表では日本国民の約7%がなんらかの障害をお持ちです。
今は健康な方だって、明日にも事故にあうかも知れない、突然難病になるかも知れない、他人事ではないのです。
もし自分や自分の大切な人がそうなったとき、助けてくれる社会の状況が整っていなければ、先人たちがそうであったように、死を選ばなければならないかも知れません。
私たちはそうした危機のときに助け合える社会を実現したく、まず第一歩として介護者を増やそうとしています。
またすでに障害をお持ちで苦しんでいる方々にも皆名前があります。
現実の世界では「障害者」という名称ではくくれず、それぞれは個別性を持った人間です。
家族が大切なように、その「障害者」も誰かのかけがえのない大切な人です。
そこには「障害者」も「健常者」も存在せず、ただその人がいるだけです。
カテゴライズや経済合理性よりも大切な一つの命と個性があるだけです。
How donations are used
・啓発イベントの開催
・学生ヘルパー育成の費用
・団体運営費
など