Issues we are working on
行き場のない想い、言葉
近年、地域のなかで孤立する子どもや大人が増えています。
学校や家庭、職場の人間関係に悩み、口に出せない想いを抱え、堪えながら過ごしている人がたくさんいます。
安心して話すこと、受け入れられること。
時間的にも、心理的にも余裕がない社会の中で、どこにも行き場のない想いを安心して放てる場所が必要です。
複雑に絡む課題
育児による孤立、過労による孤立、発達特性や障がい、不登校、貧困、心の不調——。
現代社会において、複雑に絡み合う課題を抱える人はたくさんいます。けれど、同じ悩みを持った仲間とつながる機会と、そこへ繋がるための余力がなく、コミュニティにつながることができません。
私たちは、当事者が運営することで、つながるハードルを下げる取り組みを行います。
学びの機会を失くしたひとへ
本来、人が人らしく生きるには、年齢や立場にかかわらず「生涯にわたる学び」と「安心して声を出せる対話の場」が必要です。
それは、いま困っている誰かだけのためのものではありません。
すべての人にとって、生きていくための“土壌”そのものなのです。
学ぶことや語り合うことをあきらめてきた人に、もう一度その機会を届けたい。
ふむふむは、そんな想いを原点に、誰にとっても開かれた場を育てています。
Why we are tackling this issue
見えにくい孤立と不安
「大丈夫、大丈夫」
そう言って笑っている人の心の奥に、先の見えない不安や孤独を一人で抱え込んでいることが、どれほどあるのでしょうか。
生きていれば、つまずいたり、迷ったり、立ち止まったりすることがあります。
それは誰にとっても自然なことのはずなのに、「弱音を吐けない」「わかってもらえない」と感じてしまう空気が、今の社会にはあります。
私たち自身が感じた必要性
そんな中で私たちは、「隠さなくていい」「つながっていていい」「そのままでいい」と思える場所が必要だと、身をもって感じてきました。
安心して吐き出し、つながり合い、ときに笑い飛ばしながら生きていける環境を、誰かの“特別な支援”ではなく、すべての人の暮らしのなかに当たり前にある文化として育てていきたい。
それが、ふむふむの原点です。
学びは本来、たのしいもの
そしてもうひとつ、私たちが大切にしているのは「学び」の力です。
学びは、本来たのしいもの。
生まれてまもない赤ちゃんは、音に耳をすませ、動きをまねし、遊びながら世界を学んでいきます。そこに「正解しなきゃ」というプレッシャーはありません。
人は誰もが、「わかりたい」「伝えたい」と願う力を生まれながらに持っています。
その学びたい気持ちを、もう一度みんなで思い出し、年齢や立場をこえて取り戻せる場所を広げていきたい。
それもまた、ふむふむが活動を続ける大きな理由です。
私たちが信じていること
学びは、より生きることをゆたかにするツールです。
対話と学びが、すべての人の日常に根づいていく社会を目指して、
ふむふむはこれからも歩み続けます。
How donations are used
皆さまからいただいたご寄付は、活動を永続的に続けていく為の運営費として活用させていただきます。
1. 学習会、ワークショップの開催
発達特性や、子育て、対話に関する学習会、地域の中での体験型ワークショップなどの開催費用(講師謝金・会場費・資料印刷など)に充てられます。
2. 誰でも参加しやすい場づくり
参加費の負担が難しい方にも安心して参加してもらえるよう、低料金または無料での実施を続けるために使われます。
3. ピアサポート・対話の場の運営
少人数の安心できる場(対話会やピアカフェなど)の運営費や、進行役の研修・サポート費に充てています。
4. 子どもや親子の「体験」サポート
地域の親子や子どもたちに向けた表現活動・あそび・学びのプログラムづくりに活かされます。
5. 情報発信・周知活動
ホームページ・チラシ・SNSなどを通じて活動を知ってもらうための制作・広報費にも使用されます。
ふむふむでは、"学び"と"対話"を文化として根づかせる社会を目指し、誰もが安心して関われる場づくりを続けています。皆さまからのご支援は、その一歩一歩を支える大切な力となっています。