Issues we are working on
➀あそぶ・体験する
子どもが育つとき、あそびは欠かせない大事な栄養素。子どもの頃にしっかりと遊び込んだ子は、学ぶ意欲や社会性が身についていきます。豊かなあそび環境を整えることは大人の責務です。乳幼児から高校生まで年齢に合わせた様々なあそび場づくりに取組んでいます。
②舞台を観る
身近な家族や友だちと一緒にどきどきわくわくを共有する体験が、人への信頼感や想像力、豊かな人間性を育みます。十勝で唯一、プロのアーテイストによる子ども向けのステージを招致しています。子どもだからこそ、本物を!
③子育て支援
「みんなで子育て」をキーワードに、地域の人と人とがつながり合える場「帯広ファミリーサポートセンター」受託運営や、「プレイセンターにじっこ」で乳幼児の親子の自由な遊びと学び合いの場を自主運営しています。
④つながる
「ワンオペ育児」「アウェー育児」・・・子育て中の親の孤立や育児負担が社会問題化しています。子どもを真ん中に、家族ぐるみで様々な体験を共有しながら、たて・よこ・ななめの緩やかなつながりの中で、子育てを楽しくしていきます。
Why we are tackling this issue
現在の日本は子どもの育つ環境だけでなく、「子どもの生きる権利」さえおびやかされ、いじめや虐待、自殺が後を絶ちません。さらには、不登校、学級崩壊、ひきこもり、ニートなど、子どもに関する様々な現象が社会問題化しています。
また、利益優先の児童文化の氾濫や高度に発達してきたメディア情報が子どもたちの生活文化を崩壊させ、仲間と過ごす自由な時間を奪っていることも見過ごすことはできません。
高度成長以来、確かに経済が発展し生活が便利になりましたが、地域の支えあいは減り、家族関係さえ希薄になり、子どもたちの多くは大人への信頼が揺らぎ生きることの楽しさ、夢や希望を失いかけています。いっぽう、親である大人もまた、体験の不足、コミュニケーション能力の未成熟さなどから、子どもを育てることへの不安感や難しさを露呈している時代でもあります。
本来子育ては「親と子」だけの閉ざされた関係にとどまらず、地域全体の理解と協力が不可欠です。五感を働かせ心を揺さぶられるような感動の体験や、仲間との関わりの中で役割を持ち失敗を乗り越えるプロセスこそが、大人も子どもも等しく心豊かに成長していかれる最良の場であると考えます。
未来を担う子どもたちにとって、生きにくい困難な時代だからこそ、芸術文化や自然環境を含む生活文化などの生の体験の場づくりを通し、子どもと大人が共に学び合い育ち合えるぬくもりある豊かな地域文化環境づくりを目指し、活動を進めていきます。
(2006年4月 設立趣旨書より抜粋)
How donations are used
◉赤ちゃんから祖父母世代まで、多世代で集い交流できる場を維持し、地域のつながりの中での子育ち親育ちの場づくりをします。
◉地方では機会の少ない、乳幼児からの年代に合わせたプロによる舞台芸術鑑賞の機会をできる限り安価に提供していきます。
◉「孤独で不安な子育て」から「みんなで楽しく子育て」へ、プレイセンターの運営資金とします。
◉子育てに本当に必要なことを、私たちの体験から発信する子育て応援情報誌を発行します。