Issues we are working on



沖縄県北部の大宜味村では、人口が 約3,000人を切る規模にまで減少しており、高齢化と少子化、人口流出による衰退が顕著です。特に 高齢化率は沖縄本島内で1位、県内でも最上位水準 にあり、高齢者の暮らしを支える仕組みが急務です。
公共交通機関がなく、免許を返納した高齢者にとって日々の移動は大きな負担です。買い物や病院受診が困難となり、生活の質が低下する恐れがあります。
また、100年以上地域を支えてきた“共同店”の維持が難しくなり、閉店が進む地域では買物弱者が増え、買物困難が深刻化しています。それに伴い、孤立や生活困窮のリスクも高まっています。
さらに、支え合いの担い手の減少により、地域のつながりが弱まりつつあります。災害時の支援体制や、行政だけでは対応しきれない暮らしの困りごとに対応することが、今、強く求められています。
Why we are tackling this issue


大宜味村には、困っていても「迷惑をかけたくない」と声を上げられない方が多くいます。小さな村だからこそ、支援が必要な人ほど、静かに助けを求めています。
行政に声を届けても、制度の枠組み上すぐに対応できなかったり、新しい対策を打つまでに時間がかかることがあります。日々の暮らしの中で起きる困りごとは、待ってくれません。
だからこそ私たちは、声が届く前に気づき、寄り添い、柔軟に動ける存在でありたいのです。
大宜味村をよく知る私たち社協だからこそ、地域の力を結び直し、見えにくい困難を支えることができます。ここで暮らすすべての人が、「この村で暮らしてよかった」と思える未来を守りたい。その想いで日々取り組んでいます。
How support is used



いただいたご支援は、見守り・生活支援・移動支援・買い物支援などの地域福祉活動や、災害時の支援体制づくり、世代間交流の促進、共同売店ネットワークの連携強化など、暮らしに寄り添う事業に活用させていただきます。
また、行政からの補助金や委託事業だけでは、人材不足や即応性の確保が難しい場面があります。支援金は、現場で支える専門職やスタッフの確保・育成につながり、地域を支える力を強くする大切な原資となります。
村の未来を守る力として、皆さまからのお気持ちを大切に活かしてまいります。

