Issues we are working on



私たちは、乳児院や児童養護施設などに暮らす子どもたちや社会的養護が必要な子どもたちが、自分の成長や大切な瞬間を記録した「思い出の写真」を持つ機会が少ないという課題に取り組んでいます。
現代では多くの家庭で、日常的にスマートフォンやカメラで子どもの写真が残されており、施設などでも職員の皆様が日々子供の写真を撮影しています。しかし世の中の多くの子供たちは赤ちゃんのハーフバースデーやお誕生日などの記念日や、入卒園などのハレの日にはスタジオ撮影をしたり、出張カメラマンを手配したりして素敵な写真をたくさん持っています。私たちはそういった「特別な写真」を届けたいと考えています。誕生日や記念日などに、プロの機材と技術で丁寧に撮影された写真は、特別な思い出として子どもたちの心に残ります。
将来見返したときに、「自分が祝福され、愛されていたこと」を感じられるような一枚を贈りたい。それが『おもいでぼっくす』の想いです。
社会的養護下にある子どもたちは、そのような写真を十分に持つことができないことがあります。これは成長後の自己肯定感や「写真格差」とも呼ばれる新たな社会課題につながる可能性があります。
『おもいでぼっくす』は、こうした子どもたちのもとへ出向いて写真を撮影し、成長の証として写真を贈る活動を通じて、すべての子どもが等しく「思い出」を手にできる社会の実現を目指しています。
Why we are tackling this issue



私たちがこの課題に取り組む理由は、「子ども時代の思い出が、将来の心の支えになる」と信じているからです。
多くの子どもたちは、愛情を注がれながら日々の写真を残してもらい、成長の記録として振り返ることができます。しかし、社会的養護の必要な子どもたちは、そうした写真を撮ってくれる「誰か」がそばにいないことも少なくありません。
私たちは、写真を撮ってもらうという行為自体が「あなたは大切な存在だ」と伝えるメッセージになると考えています。
写真は愛情の証であり、自己肯定感の土台になるものです。
子どもたちが大人になったときに、「自分にもこんなに大切にされていた記録がある」と思えるような写真を残したい――その思いが、私たちがこの活動に取り組む原動力です。
How donations are used



皆さまからお預かりした大切な寄付金は、以下のような形で「子どもたちの思い出づくり」のために活用させていただきます。
① 撮影活動の費用
・施設などへの出張撮影にかかる交通費・機材費
・カメラマンやスタッフの謝礼(必要最低限)
・写真の現像・印刷・アルバム制作・梱包・郵送費
② 子どもたちへのプレゼント制作
・写真を収めたオリジナルアルバムや台紙のデザイン・制作
・デジタルデータ受け渡しのためのメディア、サーバー維持管理
③ 活動の継続と拡大のために
・新しい施設との連携や撮影先の拡大にかかる調査・連絡費用
・団体の運営に必要な最小限の広報・事務経費