Issues we are working on
香川県内で病気を抱える子どもと家族を孤立させない為の事業を核に広く子ども達の健康や健やかな成長に寄与する活動を行っていきます。
誰しもがかかる可能性がある病気、風邪などの一過性のものから悪性新生物や難病と言われる長期の治療を要する病気まで様々なものがありますが、
特に長期入院や療養を必要とする子ども達の孤立や家族の負担は計り知れません。
特に病気を子ども達は入院によって学校や社会から隔離されてしまうことが多く、孤立しがちです。
その中でその時期に必要な同世代との交流体験や学習の不足が発生します。未来ISSEYはその不足を補うための年の近い学生ボランティアとのふれあい・交流体験や学習支援、相談事業など家族への支援をするための事業を行っていきます。
患者家族同士の交流会等も開催し、情報共有や孤立防止を目指します。
そしてその子ども達や家族の現状を広く認知してもらうことは、手が差し伸べられにくい制度の狭間に苦しんでいる対象者たちがいるという社会的な問題を解決していくことにも繋がると考え、広報活動にも力を入れていきます。そのための講演活動、広報ムービー制作やイベント等を行い、合わせて広く子ども達の健康や健やかな成長のための情報発信も行います。
(1)子どもや家族を孤立させないための事業
・支援ロボットOriHimeの導入・貸出
・グッドブラザー事業(学生ボランティアが病室へ訪問し、子ども達との触れ合い、学習支援)
・グッドブラザー(学生ボランティア)育成
・院内交流イベント開催
・助け合いピアサポート交流会
・グリーフケアカフェ
(2)子どもや家族を取り巻く環境の理解を深める情報発信事業
・広報ムービー制作および上映
・講演活動
・イベント・シンポジウムの開催
(3)子どもや家族に役立つ商品の販売事業
・ネット販売事業
Why we are tackling this issue
香川県内において病気の子ども、特に小児がんや心臓病など慢性的な疾患をもち、長期入院や治療が必要な子どもやその家族の数は少数であり、2018年上半期時点において香川県にその子ども・家族に重点的に寄り添って支援する団体はありませんでした。子どもや家族は突然経験することになった病気、治療に対する不安や負担、学習の遅れ、制限された生活など数々の困難を背負います。病気・治療に対しては医療従事者に相談できますが、学習の遅れや制限された生活の悲しみと苦しみについては看護師や院内学級の対応だけでは不十分であり、社会から孤立した中で治療生活を過ごさなくてはなりません。
未来ISSEYの中にも経験者家族がおり、病気が治るまでの辛抱だと香川県で長く辛い闘病生活に耐えた後に再発、次は県外で治療を選択しました。
その際に病気を抱える子どもや家族を支える団体があることをしり、様々な形でのサポートに辛い入院生活の中でも楽しみや希望を見出すことができました。
と同時に香川県との違いに愕然としました。「なぜ香川県にこういった団体がないんだろう」
「もし香川にもこんな団体や寄り添ってくれる人がいたら香川での闘病生活もただ辛いだけのものにならなかったかもしれない」その思いから「香川県にないのならば自分たちで作ろう」と立ち上げたのが未来ISSEです。
経験者の観点からその時に欲しかった支援を届けていきたいと活動を行っています。
現在はコロナ禍において感染対策であるとはいえ更なる孤立が深まっています。その中で新たな可能性も探しながら支援をしていきたいと考えます。
How donations are used
未来ISSEYは、ただでさえ経済的な負担が大きい対象者に対して更なる負担を強いたくないとの思いから、支援対象者には基本的に無償での支援を行っています。
そのため各事業費や運営費として使わせていただきます。
各事業に使用する備品費、消耗品費、委託費、制作費、交通費、謝礼、人件費等