
Purpose



日本だけでも、難聴者人口は約1500万人、耳鳴りがある人口は約300万人存在します。若者はイヤホンなどによる不適切な耳の使い方によって難聴に、65歳以上の約半数は加齢による難聴になると言われています。
あなたもなるかもしれない難聴。将来のあなたの人との交流に必要な会話における障害を防ぐためにも、根治的な治療法確立に向けてご協力をよろしくお願いいたします。
Necessary expenses of the business
目標寄付総額:1,000万円
難聴・耳鳴りの根治薬がない理由
耳は人体の中で一番小さい臓器と言われています。
日本だけでも人口の1割以上が難聴や耳鳴りで悩まされているにもかかわらず、対症療法しかないのが現状です。
難聴の9割は感音性難聴であると言われ、疾患の原因や経過を知ろうにも、骨に囲まれた内耳の細胞を採るのは難しく、疾患の理解や治療薬の開発はなかなか進んでいません。
感音難聴は一般に有毛細胞の欠損や損傷で起こると言われており、傷ついた有毛細胞は自然に再生することができません。
また、耳鳴りは聴覚障害(内耳=かたつむりとも言われる部分の障害)により脳への聴覚信号が低下すると、音を脳に伝える経路の活動を抑制する作用が低下し、神経が過剰興奮することで生じると考えられています。
通常何らかの原因による耳鳴を感じても、多くの場合順応して耳鳴を認知しないようになります。
しかし、この過程で不安や焦燥、緊張などのネガティブな情動反応が生じると耳鳴を持続的に認知するようになります。
この経路にはさまざまな自律神経反応も関与し、悪循環の形成を促進します。(参考文献:参考:耳鳴り診療ガイドライン2019年版)
したがって、本プロジェクトは有毛細胞が再生するような治療薬の開発を願って、寄付活動を開始いたしました。