Issues we are working on
【居場所】乳幼児親子・子どもたちが安全安心してのびのびと過ごせる居場所
何かと制限の多い子どもたちが、自分で考え行動し、自由にのびのびと過ごせる居場所を開催しています。現在は、1日40名程の利用があり、午前中は乳幼児親子、放課後は小学生が宿題を持ってやってきたり、園庭をかけ回ったり、思い思いに過ごしています。地域の方の出入りもあり、いつも子どもたちのためにと、園庭や施設の管理をお手伝いしてくれています。
「あそこに行けば誰かがいる」気軽に立ち寄れる居場所として、ネグレクトや生活困窮家庭の早期発見、産後鬱や虐待の予防などにつなげています。
【体験活動】子どもたちの体験格差をなくす活動
プロの演奏者やスポーツなど、将来のフックになるような体験活動、農作業や運動会など、四季を通していろいろなことを行っています。子どもたちが、「わたし、こんな素敵な体験したんだよ!!」とお友達に自慢話ができるような、自信をもって将来の夢につながるような活動、活動を通して感性豊かに、生きる力を育みます。
【地域づくり】地域とのつながりづくり
旧幼稚園が地域により根付いた場所となるよう、地域の方がより参加しやすいように、マルシェなどの交流イベントを行っています。多世代で繋がりを持つことで防犯・防災につながる。地域で子どもを見守り、助け合う環境を作ることでより良い子育て環境になると考え、地域を巻き込み活動しています。循環する社会・地域を作ることで、大きくなった子どもが手伝いに来たり、母になり次の世代が来られる継続的な居場所を目指しています。
【地域の縁側】
私たちはここが地域のえんがわのような場所になればいいなと思っています。
子どもたちを眺めながら、おしゃべりして帰っていく。
みんなが集まり、いろんなものを持ち寄り、相談し、一緒に作り上げていく。
大人も子どもも赤ちゃんも、1人の『ひと』として、
ここでは対等に関わっていければいいなと思っています。
子どもが危ないことをしているのを禁止するのではなく、どうしてそんなことをしているのか。
面白おかしく視点を変えてみてください。そこには何かあるはずです。
そして、面と向かって叱られることもあるでしょう。
叱られることに慣れていない子も昔のような、『ご近所さんに叱られる』を経験してほしい。
いろんな経験をして、いろんな人と関わってより良い人生になっていきます。
自分の判断でケガをしても、それも経験。ケンカをしても、それも経験。
規制はしません!!
そこに大人がすこー----しだけ手助けをして、
子どもたちがのびのび育つ場になればいいと思っています。
禁止事項の多い世の中に生まれた子どもたちの、自由な居場所となりますように。
ありがとうであふれた居場所になりますように。
Why we are tackling this issue
孤立する子育て環境を改善したい
移住3年未満の核家族が多く、近くに知り合いがおらず、ぎりぎりまで仕事につき、出産育児に入る。産後1年もすれば復職する。妊娠中、困ったとき、頼りたいときに相談に行ける場所とつながっていくことが、産後鬱や虐待の防止につながる。インターネットは、いろんな情報に翻弄されることも多く、実際に会って話をすることで、腑に落ちることが多い。専門家などもスタッフや講師として普段出入りしており、気軽に相談できる場所を提供できればと活動しています。
また、私たちの活動している旭竜学区には、公民館や児童館などがなく、熱い夏、雨風をしのいで子どもたちが過ごせる場所がありません。公園ではボール遊びや子どもの声がうるさいと、大人邪魔になるとの声も聞こえてきます。習い事やパッケージ化された遊びが多いなか、子どもたちが自由に安心して安全に遊べる、自分たちの考えを発揮できる場所を必要としています。
西日本豪雨がきっかけ
岡山県では、2018年に西日本豪雨災害にて、各地が大きな被害を受けました。旭竜学区も道路が冠水したところがあります。夫も仕事で家にいない中、生まれて数か月の子どもを含む2人の子どもを連れ、避難が難しい状況でした。その時の近所の方の、声掛けがとてもありがたく、地域でつながりをつくることは防災や防犯につながると考え、活動しています。(代表者体験談)
地域でつながることは、子どもたちへの目線も変わってきます。「うるさいな」の声が、つながることで「●●くんは元気じゃな」と変化します。地域で子どもを見守り、誰もが住みやすい、子育てしやすい、地域環境を目指しています。
How donations are used
居場所運営費
1日開催にあたり2.5万円/週一の開催で年間300万円程度
市の施設ではありますが、賃借料の免除などもなく、制度により施設での収益事業はできません。賃借料、保険料、消耗品、水道代、人件費など1日に2.5万円ほど必要とし、半分はボランティアにて運営をしています。地域での出し物などは子どもたちに楽しんでもらうため、毎回金銭的に厳しい状況です。
毎日開いていて、いつでも行ける居場所、何かあればあそこに駆け込めばいい居場所が理想ではありますが、乳幼児の子どものいる親だけでの親では限界があるため、雇い入れなど検討しています。
体験活動の活動費
プロ講師への謝礼、材料費などに活用します。
施設整備費
市の施設ではありますが、雨漏りがあったり、壁の痛みや冷暖房がない部屋があったりします。助成金では買えない机や棚の備品、施設の整備などに充てたいと思っています。